インテリジェンス、シゴト情報「an」調べ
8月の全国平均時給 対前年同月比0.9%マイナス
インテリジェンス(東京都千代田区、鎌田和彦・代表取締役 社長執行役員)が運営するシゴト情報「an」では、求人メディアに掲載された求人広告から164職種(※)について、平均時給を分析しています。8月の結果がまとまりましたのでお知らせします。 【 全エリア概況 】 2008年8月の全国平均時給は967円(前月975円、前年同月976円)で、前月比8円の減少となりました。また、対前年同月の増加率は−0.9%の減少となりました。エリア別では「関東エリア」が1,032円で最も高く、次いで「東海エリア」(991円)、「関西エリア」(966円)となっています。対前年同月の増加率を見ると、「九州エリア」で−1.4%、「関東エリア」で−0.4%と減少し、他3エリアで、0.4%〜0.7%の増加となりました。 職種別では「専門職系」が1,125円で最も高く、ついで「営業系」(1,057円)、「事務系」(1,020円)となっています。また、「営業系」、「フード系」の対前年同月の増加率が、全エリアでプラスとなりました。 【 関東エリア概況 】 関東エリアの平均時給は、1,032円(前月1,041円、前年同月1,036円)で前月比9円の減少となりました。また、対前年同月の増加率は−0.4%の減少となりました。職種別では、「専門職系」が1,253円と最も高く、次いで「営業系」(1,205円)、「事務系」(1,119円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「販売系」(1.9%)、最も減少しているのは「専門職系」(−6.1%)でした。 【 関西エリア概況 】 関西エリアの平均時給は、966円(前月975円、前年同月960円)で、前月に比べ9円の減少となりました。対前年同月の増加率は13ヶ月ぶりにプラスに転じた先月に続き、0.7%の増加となりました。職種別では、「専門職系」が1,113円で最も高く、次いで「営業系」(1,056円)、「事務系」(1,006円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「営業系」(7.7%)、最も減少しているのは「運輸職系」(−2.3%)でした。 【 東海エリア概況 】 東海エリアの平均時給は、991円(前月990円、前年同月987円)で、前月比1円の増加となりましたが、7ヵ月ぶりに1,000円台を割り込んだ3月から6ヶ月連続で900円台が続いています。対前年同月の増加率は0.4%の増加となりました。職種別では、「営業系」が1,168円で最も高く、次いで「サービス系」(1,106円)、「専門職系」(1,035円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「サービス系」(9.3%)、最も減少しているのは「専門職系」(−5.3%)でした。 【 九州エリア概況 】 九州エリアの平均時給は、827円(前月832円、前年同月839円)で、前月に比べ5円の減少となりました。対前年同月の増加率は−1.4%の減少で、10ヵ月連続のマイナスとなりました。職種別では、「営業系」が946円で最も高く、次いで「専門職系」(900円)、「運輸職系」(896円)となりました。対前年同月の増減は、最も増加しているのは「事務系」(4.0%)、最も減少しているのは「専門職系」(−8.8%)でした。 【 北海道エリア概況 】 北海道エリアの平均時給は、789円(前月782円、前年同月784円)で、前月に比べ7円の増加となりました。対前年同月の増加率は0.7%の増加となりました。職種別では、「専門職系」が884円で最も高く、次いで「営業系」(871円)、「事務系」(850円)となりました。対前年同月の増減は、最も増加しているのは「営業系」(14.5%)、最も減少しているのは「技能・労務系」(−12.8%)でした。 【 8月の結果から 】 全国の対前年同月の増加率は、−0.9%の減少と引き続き停滞傾向にあります。続く景気の先行き不透明感により、各企業は収益の増加が難しくなることを見越し、より一層コスト意識を強めていくことが予測されます。それに伴い人件費増加の抑制傾向も続き、時給の停滞傾向は継続すると考えられます。 詳細資料はこちらよりダウンロード可能です。 【参考】 anで実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、anサービスサイト「anレポート」にて公開しております。 (インテリジェンス http://www.inte.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・9月30日) |