ミドル世代の「転職の引きとめ・家族の反対」調査
「在籍企業からの引きとめ」に応じて転職を踏みとどまる方は5人に1人。
「家族からの反対」に応じて踏みとどまる方は4割を超える。
ミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「転職時の引きとめ・家族の反対」についてアンケートを行ない、2,247名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
結果概要
- 「在籍企業からの引きとめ」に応じて転職を踏みとどまる方は5人に1人。「家族からの反対」に応じて踏みとどまる方は4割を超える。
- 在籍企業からの引きとめ方法、最多は「上位役職者による、感情を交えた説得」。
- 家族の転職反対理由、上位は「転職自体に良くない印象がある」「年収が下がる」「社格へのこだわり」。
調査結果詳細
1:「在籍企業からの引きとめ」に応じて転職を踏みとどまる方は5人に1人。「家族からの反対」に応じて踏みとどまる方は4割を超える。
転職を切り出した際、”在籍企業からの引きとめ”を受けたかを伺うと、53%が「引きとめを受けた」と回答しました。続けて、”家族からの転職反対”を受けたかを伺うと、23%が「反対を受けた」と回答しました。
在籍企業からの引きとめを受けた方に、引きとめを受けての最終的な判断を伺いました。66%が「転職した」、14%が「一度は引きとめに応じたが、その後改めて転職した」と回答。「転職をとりやめた」と回答した方は20%でした。
一方で、家族からの転職反対を受けた方に最終的な判断を伺うと、37%が「家族を説得して転職した」、19%が「一度はとどまったが、その後改めて転職した」と回答。「転職をとりやめた」と回答した方が44%で最多になりました。在籍企業からの引きとめよりも、家族の反対が、転職の意思決定に大きな影響を与えていることがうかがえます。それぞれ、最終的な判断に至った理由やエピソードも紹介します。
Q.在籍企業からの引きとめを受けた方に伺います。最終的な判断に至った理由・エピソードを教えてください。
▼転職した方
・転職先への入社日が決まっていたため。(30代男性)
・より良い条件の提示がなく、ただ退職を止めたいだけだったので。(40代女性)
・自身の退職で業績が下がると言われた。それだけの業績を出しているなら昇給させてくださいと申し出たが、それには応じられないとの返事があったため。(40代男性)
・そもそも転職を口にした時点で、引き下がることはないので。(50代男性)
▼一度は引きとめに応じたが、その後改めて転職した方
・同僚との人間関係は悪くなかったのと、当時同世代の中ではそこそこ給与をいただいていたほうだったので、もう少しやってみてもいいかと思ったため。(40代男性)
・資格取得後の未経験者であった私を雇ってくれた恩義があったので、次の方が見つかるまで期間限定で引きとめに応じた。(50代男性)
・一度きりの人生なので、上司から慰留されしばらくとどまったが最終的には転職した。(50代男性)
▼転職をとりやめた方
・退職を申し出た際に、上司から「今後は新しいプロジェクトを任せたい」と言われ、希望していた方向にチャレンジできる環境を整えてくれることになった。これまでお世話になった会社に恩返しをしたい気持ちもあり、その環境でまずは全力を尽くそうと思い、残る決断をした。(30代男性)
・心身に最も影響を与えていた業務を外してもらえたので、とどまることにした。(50代男性)
Q.家族から転職反対を受けた方に伺います。最終的な判断に至った理由・エピソードを教えてください。
▼家族を説得して転職した方
・給与が途切れないか、保険が途切れないかの不安を募らせていたので、転職や保険切り替えのタイミングなどを伝えて納得してもらった。(40代男性)
・早期退職募集の面談がどういった状況なのか、その前準備として、現在どのような職場に異動しているかを伝えたところ、ホワイトイメージが一変して退職に賛成してくれた。(40代女性)
・家族に言われた通りにしたら、後で嫌な事があった際に、家族に責任転嫁しそうだと思ったので自分の意見を優先した。(40代男性)
▼一度はとどまったが、その後改めて転職した方
・家計が不安との理由で引きとめられて、転職は辞めて引き続き働いていたが、転勤で家を手放す必要があり退職した。(40代男性)
・父が転職反対派(自分が必ずしも上手くいかなかったからか)だったが、父が亡くなった後、母は事情を理解し転職に賛成してくれた。(50代男性)
▼転職を取りやめた方
・子どもの面倒を見るのが難しくなりそうな上に、年収も上がらなかったため。(50代女性)
・年収ダウン、勤務地について説得しきれる材料がなかった。(50代男性)
・子どもの教育問題と、年収が不透明なことを持ち出されて断念した。(50代男性)
・配偶者からの強い意向。(60代男性)
2:在籍企業からの引きとめ方法、最多は「上位役職者による, 感情を交えた説得」。
在籍企業からの引きとめを受けた方に、どのように引きとめられたかを伺いました。上位は、”君が必要だ”などの言葉を含む「上位役職者による、感情を交えた説得」(53%)、「後任が見つかるまでの期間延長の交渉」(22%)、「条件の提示(希望部署・職種への異動)」(20%)でした。
円滑に退職交渉を進めるために重要だと思うことも伺うと、最多は「退職意向は、まず直属の上司に伝える」(62%)でした。
その他の回答
・転職先にクレーム。(40代男性)
・プロジェクトが終了するまで辞めさせないと言われた。(50代男性)
・60歳定年後の給与維持。(50代男性)
3:家族の転職反対理由、上位は「転職自体に良くない印象がある」「年収が下がる」「社格へのこだわり」。
家族からの転職反対を受けた方に、どなたから反対を受けたかを伺うと、最多は「夫・妻」(75%)でした。続けて反対された理由を伺うと、上位は「転職自体に良くない印象がある」(39%)、「年収が下がる」(38%)、「社格へのこだわり」(20%)でした。
最後に、「家族を説得して転職した」と回答した方に、家族に転職を応援してもらうために重要だと思うことを伺うと、最多は「なぜ転職したいのか、理由を誠実に伝える」(64%)でした。
調査概要
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー
■調査期間: 2025年9月9日~11月9日
■有効回答数:2,247名
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(エン株式会社 /1月7日発表・同社プレスリリースより転載)
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