2025年卒 大学生活動実態調査 (9月)
9月の内々定率は89.8%で前年比3.3pt増。3割の就活生が就職活動の挫折経験は「人生の中でもショックな体験」と回答。一方で「成長の機会」「気持ちを切り替えて再挑戦した」など前向きな声も
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(9月)」の結果を発表しました。
【TOPICS】
◆2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は89.8%(前年比3.3pt増)。内々定を持つ学生は内定式を見据え、就職活動終了は10月を予定
◆15人に1人の学生は内々定を保有しつつ、今後も活動継続予定。そのうち今後の選考受験予定は1社が最多(19.7%) 内定式後も受験する可能性も
◆内々定保有者の4人に1人がキャリア形成活動や就職活動の中で最初に実施したことは「インターンシップへの参加」
◆3割の就活生が就職活動の挫折経験は「人生の中でもショックな体験」と回答
【調査概要】
◆2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は89.8%(前年比3.3pt増)。内々定を持つ学生は内定式を見据え、就職活動終了は10月を予定
25年卒学生の9月末時点での内々定率は89.8%(前年比3.3pt増)だった。就職活動の終了予定の時期を聞くと、内々定を保有しつつも活動を継続している学生は10月、未内々定者は12月という回答が最多となった。内々定を保有している学生は内定式を見据えて活動を終了する予定と推察される。
◆15人に1人の学生は内々定を保有しつつ、今後も活動継続予定。そのうち今後の選考受験予定は1社が最多(19.7%)。 内定式後も受験する可能性も
今後の就職活動継続意向をきいたところ、「活動終了」が83.1%、「未内々定」が10.2%、「内々定あり活動継続」が6.7%となり、15人に1人の学生は内々定を保有しつつ、今後も活動継続予定であることがわかった。今後の選考受験予定を聞いたところ、未内々定者は「5社(22.3%)」、内々定を保有しつつも活動を継続している学生は「1社(19.7%)」が最多であった。内々定保有かつ活動継続者は10月に活動を終了する割合が高かったが、それまでに再び選考を受ける可能性が示唆された。また、「10社以上」と回答した未内々定者は13.4%と、引き続き積極的に選考を受験する学生もいることが示された。
◆内々定保有者の4人に1人がキャリア形成活動や就職活動の中で最初に実施したことは「インターンシップへの参加」
キャリア形成活動や就職活動で最初に実施したことを聞いたところ、未内々定者・内々定保有者ともに「合同企業説明会への参加」が最多であった。次に多かった活動は、未内々定者では「就活イベントへの参加(22.8%)」、内々定保有者は「インターンシップへの参加(25.2%)」であった。インターンシップの参加割合については、内々定保有者と未内々定者に8.6ptの差があった。インターンシップへの参加により、学生の企業理解や自己理解が深まり内々定獲得にも影響があったと推察される。
◆3割の就活生が就職活動の挫折経験は「人生の中でもショックな体験」と回答
学生に就職活動で経験した挫折・失敗は、これまでの人生における挫折・失敗と比べて、どの程度のショックだったかを聞いたところ、約3割が「人生の中でもショックな体験だった」と回答した。自由回答では、「人格を否定された」「ショックから立ち直れていない」などの気持ちが見受けられたが、周りに相談をしたり、少し就職活動を休むなど自分なりのリフレッシュ方法で乗り越えたエピソードも語られた。人生の中でもショックな体験を受けることもあれど、それを乗り越え、就職活動を行っている様子が伺える。
【調査担当者コメント】
内定式直前の学生の実態をきいた本調査では内々定を保有しつつも活動を継続している学生は10月まで活動を続ける割合が高く、内定式後でも学生の動きがあることがわかりました。そのため、企業は内定式後も引き続き、学生が感じている不安へのフォローや条件のミスマッチがないか確認を行っていただければと思います。その一方で未内々定者も活動を続けていますので、採用活動を続ける企業については引き続き学生に真摯に向き合っていただければと存じます。また、就職活動中に挫折や失敗をしたという学生も少なくはないと思います。今回の調査でそういった経験をしたのが自分だけではないということを知っていただき、前向きに就職活動を進めていただければと思います。
【調査概要】「マイナビ 2025年卒大学生活動実態調査」
○調査期間/2024年9月25日(水)~9月30日(月)
○調査方法/マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2025年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/2,042名(文系男子402名 文系女子768名 理系男子475名 理系女子397名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ /10月8日発表・同社プレスリリースより転載)