リファラル転職経験者の実態調査
【リファラル転職経験者の実態調査】リファラル経由で選考に進む人、進まない人の傾向が明らかに
人事プロフェッショナルブティック「CORNER」を提供する株式会社コーナー(所在地:東京都渋谷区 代表取締役:門馬 貴裕、以下コーナー)は、「リファラル転職経験者の実態調査」を実施しましたので、結果をお知らせいたします。
・調査サマリ
■約4割の人がリファラルを通じて転職活動を行っており、リファラルは転職において重要な経路の一つ
■30〜40代:リファラルによる転職活動が増加傾向。信頼関係や職場理解が紹介を促進する可能性
■リファラルで選考に進む理由:「信頼できる紹介者」「タイミング」「企業の魅力」
■リファラルで選考に進まない理由:「事業内容や条件に魅力がない」「転職タイミングではない」「紹介者との関係性懸念」
<主な調査結果>
【リファラルによる“転職活動”の経験者割合】
友人や知人からのリファラルにより転職活動を行った経験がある人は43.5%。一方、紹介を受けたものの転職活動経験までは至っていないのは5.6%で、そのほかの42.6%は紹介を受けた経験がないと回答しています。
転職活動する人の約半数が、友人・知人からのリファラルで機会を得ていることがわかります。
【リファラルで実際に転職した人の割合】
友人や知人からのリファラルを通じて、実際に転職した経験がある人は全体の38.4%。
人材紹介や求人広告など、さまざまなチャネルがある中、リファラルも非常に大きい転職経路の一つのようです。
【リファラル経由の転職回数】
リファラル転職経験者のうち、リファラル経由で2回以上転職経験のある人は38.8%(約4割)でした。
リファラル経由での転職で信頼感や安心感につながった成功体験を持ってる方が一定数いると思われます。
【リファラル経由で選考に進んだ理由】
最も多かった理由は「自分をよく知る人からの紹介だったから」で、信頼できる人物からのリファラルが転職活動における重要な要素となっており、信頼や安心感が選考に進む際のきっかけにもなっていると考えられます。
また、「たまたま転職を考えていたから」という回答も多く、転職のタイミングが合うことも重要な要素となりそうです。「事業内容が魅力的だった」や「希望の職種だったから」といった結果も少なくなく、条件の魅力も選考に進む大きな動機となっています。
リファラル転職活動においては、リファラルする紹介者側との信頼関係やタイミング、企業の魅力が重要な要素と言えるでしょう。
【リファラル経由で選考に進まなかった理由】
選考に進まない理由の多くは「事業内容が魅力的ではなかったから」 「希望の職種じゃなかったから」や「就業条件が魅力的ではなかったから」で、業務内容や条件が魅力的でない場合、選考に進むことをためらう傾向が強いことがわかります。また、「転職をする時期ではないと考えたから」という回答も多く、タイミングが合わない場合には、リファラルを受けても転職を控える傾向があることが示唆されます。
一方、「自分との関係性が近い人からの紹介だったから」という理由も一定数挙げられており、親しい関係であるほど、リファラルによって生じる責任感やプレッシャーを避けたいと考える傾向があると言えるでしょう。
・代表取締役 門馬貴裕よりコメント
本調査結果から、リファラル転職が今や転職活動時の重要な選択肢の一つであることが明確となりました。信頼できる人からの口コミは、ネット上にあふれる情報と比較しても、信頼性が高く、転職者にとって貴重な判断材料となっています。企業はこの傾向を踏まえ、リファラル採用の強化に注力することも必要になってきそうです。
特に、自身をよく知る人物からのリファラルは安心感が醸成され、一歩踏み出す要因となっています。また、企業の魅力や就業条件は選考に進むかどうかに大きく影響しています。
逆に、事業内容やタイミングが合わない場合、リファラルを受けても選考に進まないケースが多いことも確認されました。
企業はリファラルの仕組み導入だけではなく、環境や条件等の自社の魅力をどう伝えるかもセットで発信していくことが重要でしょう。
・調査概要
有効回答数:事前調査:10,000件 / 本調査:309件
調査期間:2024.07.25~ 2024.07.26
調査方法:Webアンケート調査
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社コーナー /10月3日発表・同社プレスリリースより転載)