「中途採用の選考辞退」実態調査
選考辞退のタイミング「面接前」が最多。
83%の企業が「連絡なし辞退(すっぽかし)」を経験。2018年比で10ポイント増。
エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する人事向け情報サイト『人事のミカタ』上で、直近1年以内に中途採用を実施した企業を対象に「中途採用の選考辞退」についてアンケート調査を行ない、293社から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
<結果 概要>
★ 45%の企業が「以前よりも辞退が増えた」と回答。従業員規模1,000名以上の企業が56%と最多。
★ 面接当日の「ドタキャン辞退」、連絡なしが83%。2018年比で10ポイント増。
★ 選考辞退の対策有無、企業規模別で33ポイントの差。具体的な対策は「書類選考通過者への早急な連絡」「面接候補日の複数提示」「丁寧なお礼メール」。
<調査結果 詳細>
1:45%の企業が「以前よりも辞退が増えた」と回答。従業員規模1,000名以上の企業が56%と最多。
直近1年以内に中途採用を実施した企業に「選考辞退は起きましたか?」と伺うと、85%が「はい」と回答しました。さらに、選考辞退が発生した企業に「以前と比べて、辞退の発生数に変化はありますか?」と聞くと、45%の企業が「増えた」と回答。従業員規模別にみると、1,000名以上の企業が56%と最もポイントが高い結果となりました。
2:面接当日の「ドタキャン辞退」、連絡なしが83%。2018年比で10ポイント増。
直近1年以内の中途採用で選考辞退が発生した企業に、辞退発生のタイミングを聞いたところ「書類選考通過者による”面接前の辞退”」(60%)が最多。2018年の同調査(※)より6ポイント増加しました。「面接前日・当日の”ドタキャン辞退”」(52%)と回答した企業の辞退連絡の有無については、83%が「連絡はなかった(すっぽかし)」と回答。2018年の同調査より10ポイント増加しています。
応募者の選考辞退理由を尋ねたところ、最も多かった回答は「他社の選考を通過した・内定を取得した」(78%)。「特に理由は聞いていない」(26%)と回答した企業からは、「理由の確認すらできない状況だった」という声も寄せられました。
3:選考辞退の対策有無、企業規模別で33ポイントの差。具体的な対策は「書類選考通過者への早急な連絡」「面接候補日の複数提示」「丁寧なお礼メール」。
「貴社では、選考辞退対策をしていますか?」と尋ねたところ、52%の企業が「はい」と回答。企業規模別では、「1~49名」が(45%)、「1,000名以上」が(78%)と、33ポイントの差がつく結果となりました。具体的な選考辞退対策を伺うと、トップ3は「書類選考後、通過者への連絡を早くする」(85%)、「面接日程を複数送り、選択できるようにする」(76%)、「応募者に、今後の選考の流れやお礼をメールで送る」(60%)でした。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『人事のミカタ』を利用する従業員数300名以下の企業
■有効回答数:293社
■調査期間:2024年6月11日~7月9日
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社 / 8月6日発表・同社プレスリリースより転載)