2025年卒 就職活動TOPIC
就職活動全体の費用は微増。コロナ禍前と比べると約3割減
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)のより良い就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:栗田 貴祥)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
就職活動全体にかかった費用は平均8万4,434円と、2024年卒より1,529円増加。
内訳を見ると、「交通費」などの項目で前年に比べ平均金額が増加
「交通費」の全国平均金額は2024年卒に比べ増加したが、コロナ禍前の2020年卒と比べると約5割の水準
今回は、学生が就職活動に使用した金額についてレポートします。2025年卒学生が6月12日時点で就職活動に使用した金額は、平均して8万4,434円と、2024年卒から1,529円増加しました。使用した金額の内訳を見ると、「交通費」「公務員試験対策費」「スキルアップ費用」などの項目で、前年に比べて平均金額が増加しました。 説明会や選考に参加する形態の希望について聞いたところ、説明会では「オンラインでの実施を希望する」が37.9%、最終面接では「対面での実施を希望する」が48.9%で最も高い結果でした。また、実際の参加形態を見ると、説明会・一次面接では「オンラインのみ」と「どちらかというとオンラインが多かった」の合計がいずれも7割を超え、最終面接では「対面のみ」が最も高く47.8%でした。学生の希望を捉え、企業は各プロセスにおいてオンライン・対面の使い分けを行っている様子がうかがえます。「交通費」の全国の平均金額は前年に比べ増加しましたが、コロナ禍前の2020年卒と比べると約5割の水準です。今後も学生の負担が軽減され、少ない費用でより良いマッチングが実現できる就職・採用活動への発展を期待します。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査対象:2025年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2025』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生3,929人(内訳:大学生3,070人/大学院生859人)
有効回答数:大学生 922人/大学院生 376人
調査実施期間:2024年6月12日~6月18日
調査機関:就職みらい研究所
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リクルート/ 8月7日発表・同社プレスリリースより転載)