2025年卒 大学生活動実態調査 (3月1日)
25年卒の内々定率は、前年比16.2pt増の34.3%。71.6%が内々定を保有したまま活動を継続
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒大学生活動実態調査(3月1日)」の結果を発表しました。
<TOPICS>
◆2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は、前年比16.2pt増の34.3%
◆現在就職活動で最も注力していることは、「エントリーシート提出」が最多で27.8%
◆71.6%の学生が内々定を保有したまま活動を継続する予定
◆企業選びのポイントは「待遇面が良い」が最多で、「社風」「安定性」が続く
◆企業の男性育児休業取得率に「関心がある」学生は72.2%
【調査概要】
◆2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は、前年比16.2pt増の34.3%
25年卒学生の3月1~3日時点での内々定率は前年比16.2pt増の34.3%だった。25年卒においてはインターンシップの定義改正があり、一定の条件を満たすインターンシップ・プログラムにおいて、参加した学生の情報を採用選考に利用しても良いと明記された。時期については「広報活動開始・採用選考開始時期以降に限る」と明記されているが※1、一部でそれよりも前に採用選考が開始されていた影響で、内々定率が大きく上昇したと考えられる。
※1:インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取り組みの推進に当たっての基本的な考え方(内閣府)
◆現在就職活動で最も注力していることは、「エントリーシート提出」が最多で27.8%
現在就職活動で最も注力していることは、「エントリーシート提出」が前年と同様に最多で27.8%だった。内々定保有者に限定しても、最も注力しているのは「面接(28.9%)」で前年と同程度だ。「エントリー」などの選考前の活動割合が前年から減少するなど、採用選考に参加する時期が前倒しになっていることがわかる。しかし、企業側の採用選考に関しても、面接や内々定出しの開始は3月以降が大半となっており※2、就職活動が本格化するのはこれからであると言える。
※2:マイナビ2025年卒企業新卒採用予定調査
◆71.6%の学生が内々定を保有したまま活動する予定
内々定を保有したまま活動を継続する学生は71.6%(前年比6.2pt減)だった。また、就職活動を継続する学生にいつまで活動するかを聞いたところ、「2024年6月末」との回答が29.5%(前年比4.4pt減)となり、継続する学生が大半だということがわかる。
◆企業選択のポイントは「待遇面が良い」が最多で、「社風」「安定性」が続く
就職先として企業を選ぶ際のポイントとして、最も当てはまるものは「待遇面が良い」が22.8%(前年比4.5pt増)で最多だった。昨年最も多かった「社風や働く社員が良い・良さそう」は2番目で22.6%(前年比6.1pt減)となった。上位2項目についてはほぼ同じ割合であり、待遇の良さと社風の良さの両方が企業を選ぶうえで特に重要なポイントとなるようだ。また「待遇面の良さ」を選んだ理由としては、長く勤めたり、よい仕事をするために「心身の健康の必要性」に言及する声が見られた。
◆企業選びにおいて男性育児休業取得率に「関心がある」学生は72.2%
2023年4月より、従業員規模1,000人以上の企業に対して男性社員の育児休業取得率等の公表が義務化されたが、さらに2025年4月からはその対象が従業員規模100人以上に拡大される方針で検討されている。「男性育児休業取得率」について、企業選びの際にどの程度関心があるか聞くと、「関心がある」が72.7%となった。前年の調査は義務化されたタイミングだったこともあり、25年卒の数値は前年に比べるとやや低下しているが、依然として関心は高いようだ。次の改正では、さらに注目度が高まると予想される。
【調査担当者コメント】
いよいよ25年卒の採用広報活動が始まりました。前年に比べると3月初頭の内々定率としては大幅に増加する結果となりました。25年卒はインターンシップの定義改正の影響もあり、一部では3月より前に内々定出しもあったようです。
しかしながら、内々定を保有している学生も7割は活動を継続すると回答しており、あくまで就職活動が本格化するのは3月以降です。じっくりと悔いのない就職活動を行っていただきたいと思います。
【調査概要】「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(3月1日)」
○調査期間/2024年3月1日(金)~3月3日(日)
○調査方法/マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,200名(文系男子174名 文系女子548名 理系男子227名 理系女子251名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ / 3月8日発表・同社プレスリリースより転載)