成果を出す企業に変わる『組織能力開発』(土井 哲:著)幻冬舎から刊行
株式会社幻冬舎メディアコンサルティングは、土井 哲:著『成果を出す企業に変わる 組織能力開発』を刊行しました。
「組織能力」という言葉はあまり聞きなれない言葉かも知れません。辞書によれば、そもそも「能力」とは「ものごとを成し得る力」のことです。オリンピックで金メダルを取るには体力や戦術構想力やメンタルの強さなど様々な能力が必要です。「能力」は潜在的なものであっては意味がありませんので、具体的な行動、活動を通じて発揮されて初めて価値を持ちます。
一方、組織は人の集合体ですので、組織能力は一人一人の能力の総和になります。言い換えると、「組織能力は、組織のメンバー一人一人による一連の活動によって発揮されるもの」と定義することができます。
重要なのは、パーパスやビジョン、あるいは戦略の実現に必要な組織能力を、「一連の活動の連鎖図=活動システムマップ」として言語化・可視化することで、上述のような企業が抱える課題を一気に解決できるということです。
実際第4章では、この活動システムマップから、競争力を生み出す業務プロセスの設計につなげた事例、キーポジションおよびキーポジションを担える人材の要件モデルを導いた事例、従業員が身につけるべきスキルの一覧を導びいた事例の他、事業立ち上げチームで活動システムマップを作ったことで、それまで停滞していた事業立ち上げプロセスが一気に前進した事例などをご紹介します。
「人材版伊藤レポート2.0」では経営戦略と人材戦略の連動の重要性が謳われていますが、まさにこの2つを橋渡しするのが「組織能力」という概念です。これまで組織能力については正面から議論されることがありませんでした。第4章で示した事例をお読みいただくと、組織能力=一連の活動が2つの橋渡しになり得ること、また、組織能力という概念を間に挟むことで、「戦略」と「組織能力」と「人材」の3つの要素を整合的に設計できる(アラインメントが実現される)ことをご理解いただけるものと思います。
経営者、事業責任者、経営企画、戦略人事/HRBPの方々に加えて、統合報告書作成や人的資本経営の推進に関わる方々にも手に取っていただきたい書籍です。
■本書の概要
成果を出す企業に変わる 組織能力開発
著者:土井 哲
発売日:2023/11/17
定価:990円(本体900円+税)
ISBN:978-4-344-94739-9
■目次
第1章 組織がもつポテンシャルを活かせていない大手企業
第2章 人材戦略と事業戦略を連動させ、組織のポテンシャルを最大限に引き出す 「組織能力開発」
第3章 【ステップ1 Analysis】
第4章 【ステップ2 Capability & Activity System Map】
第5章 【ステップ3 Transformation】
第6章 組織能力開発を取り入れれば組織文化も変えることができる
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください
(株式会社インヴィニオ / 11月17日発表・同社プレスリリースより転載)