2025年卒 インターンシップ・就職活動準備に関する調査
キャリア形成支援に係る取り組みが4類型化されたことを「知っている」学生は43.7%
5日以上開催のプログラムに18.4%の学生が参加。そのうち38.2%がタイプ3※に参加と回答
※タイプ3は「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」のこと。
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)のより良い就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:栗田 貴祥)は、「2025年卒 インターンシップ・就職活動準備に関する調査」を実施しました。2023年9月時点の調査結果をまとめましたので、ご報告申し上げます。
タイプ3のインターンシップ参加学生からは、職場でのリアルな情報から適性を知ることができたとの声
今回の調査では2025年卒学生のインターンシップ等のキャリア形成支援プログラムの参加状況について調査しました。2022年6月に政府による「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(3省合意)が改正され、インターンシップをはじめとしたキャリア形成支援に係る取り組みが4つに類型化されました。4つに類型化されたことを知っているかどうか学生に尋ねたところ、「知っている」と回答した割合は43.7%でした。また、2025年卒学生の就職活動から、一定の基準を満たすインターンシップ(タイプ3)で得た学生の情報を、企業が広報活動や採用選考活動に使用できるようになったことについては、44.3%の学生が「知っている」と回答しました。5日以上のインターンシップ等のキャリア形成支援プログラムに参加した経験のある学生に、インターンシップ(タイプ3)への参加状況を聞くと、38.2%が参加経験がありました。一方、42.5%が「分からない」と回答しました。参加したインターンシップ(タイプ3)の内容では、商品販売や開発設計など、具体的な実務に関するコメントが目立ちました。また、参加して良かった点としては、大学の研究やアルバイトとの違いへの気付きや、実際の会社の雰囲気や仕事内容など職場のリアルな情報を得ることで、適性を知ることができたという声が寄せられました。タイプ3のインターンシップは、実際に企業で働くイメージをよりリアルに感じられる機会となります。まだ学生全体への周知が十分に進んでいるとは言えない様子ですが、今後さらに認知度が上がり、より良い進路選択に資する機会になることを期待します。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:『リクナビ2025』会員より、2025年3月卒業予定の大学生および大学院生
有効回答数:大学生 831人 大学院生 305人
調査実施期間:2023年9月20日~25日
調査機関:就職みらい研究所
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リクルート/ 11月10日発表・同社プレスリリースより転載)