2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)
他の学生と交流して感じたことは「他の学生が優秀に見えて、焦りを感じた」が最多で55.8%。学生情報を採用選考に利用するインターンシップに「すぐにでも参加したい」学生が4割超
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(1,743名)を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」の結果を発表しました。
《TOPICS》
◆9月時点でこれまでにインターンシップ・仕事体験に参加したことのある割合は0%
◆参加したキャリア形成支援活動を月ごとに見ると、「就業体験」を含むプログラムへの参加割合が徐々に増加傾向に
◆インターンシップ・仕事体験で他の学生と交流して感じたことは「他の学生が優秀に見えて、焦りを感じた」が最多で8%
◆参加した学生の情報を採用選考に利用するプログラムには「すぐにでも参加したい」が9%と最多で、6月調査から6.6pt増加
【調査概要】
25年卒学生の9月単月のインターンシップ・仕事体験への参加割合は69.6%(前年比2.1pt増)、9月までの累計参加割合は85.0%(前年比0.3pt増)となり、いずれも前年を上回った。
オープン・カンパニーやキャリア教育を含むキャリア形成支援活動について月ごとの参加状況を聞いたところ、就業体験を含むプログラムへの参加が徐々に増えていた。25年卒では「インターンシップ」という呼称を使うためには「5日以上」などの実施要件があるが、「期間が『5日以上(1週間程度)』の就業体験のあるプログラム」に注目してみると、全体としての割合は多くないものの、8月で11.1%、9月で15.4%となり、夏季休暇中は参加割合が増加していることがわかる。
インターンシップ・仕事体験への参加時に他の学生と交流して感じたことを聞くと、「他の学生が優秀に見えて、焦りを感じた」が最多で55.8%、次いで、「他の学生の姿をみて自分もやる気が出た」が53.1%、「普段の生活では会えないタイプのひとと知り合えて新鮮だった」が39.8%となった。プログラムに参加することで、学生自身のキャリア観や職業観が醸成されることはもちろんだが、学生同士の交流を通して刺激を受けていることも分かる。また「他の参加学生の雰囲気がよかったので、企業への印象もよくなった」が38.5%となっており、参加学生同士の交流機会を設けることや良い雰囲気づくりが企業にとっても重要であることがうかがえた。
インターンシップに参加した学生の情報を採用選考に利用するプログラムに参加したいと思うかを聞いたところ、「すぐにでも参加したい」が最多で42.9%となった。6月の調査※では、「自信がついてから参加したい」が最多で42.7%だった。6月から9月にかけて、インターンシップ・仕事体験などの様々な経験を経て、自信を持てるようになった学生が増えていると推察される。
【調査担当者コメント】
夏季休暇(8~9月)を経て、8割以上の学生がインターンシップ・仕事体験に参加したと回答しており、その内容も、就業体験を含むプログラムが徐々に増えています。それに伴い、キャリア観・職業観が醸成されてきているようで、インターンシップに参加した学生の情報を採用選考に利用するプログラムに「すぐにでも参加したい」という学生が6月から増えました。今回はプログラムに参加した他の学生の印象についても聞いており、普段の友人関係にはいない学生との交流も大きな刺激になっている様子が分かりました。何か行動を起こすとそれに伴い、人脈が広がったり、精神的に成長したりすることもあると思います。就職活動の準備としても重要ですが、人生経験のひとつとして、こうした機会を生かしていただきたいと思います。
【調査概要】「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」
○調査期間/2023年9月20日(水)~9月30日(土)
○調査方法/マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,743名(文系男子289名 文系女子689名 理系男子374名 理系女子391名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ / 10月13日発表・同社プレスリリースより転載)