「内定者研修に関する調査結果」を発表
株式会社ライトワークスは、近年多くの企業で入社前に実施されている「内定者研修」に関する調査を実施し、結果を発表しました。本調査は、企業だけでなく、近年内定者を経験した若手社会人も対象にすることで、内定者研修に対して企業側と内定者側とで認識のギャップがないか、どのような研修が双方にとって理想的かといったことを明らかにすべく実施しました。
【調査結果の要約】
■近年の内定者からの回答傾向
- 内定者研修を経験した回答者のうち、70.4%が「内定者研修があって良かった」と回答しています。
- 内定者研修があってよかった理由として最も多かったのは、「入社後の仕事についてイメージできたから(56.5%)」という回答で、その他「内定者同士や先輩社員とコミュニケーションをとれたから(53.6%)」「社会人として必要な知識やマナーが身についたから(42.0%)」といった回答が続きました。
- 一方、「内定者研修があって良かった」とは回答しなかった回答者は、その理由として「時間的な拘束が多すぎたから(48.3%)」と「研修内容が役に立たなかった、つまらなかったから(48.3%)」を最も多く挙げており、次に「出社などの負担が大きかったから(24.1%)」という意見が続きました。
- また、内定者研修が実施されなかった回答者のうち42.2%は、「内定者研修を実施してほしかった」と回答しており、「実施しなくてよかった(19.2%)」という意見よりも2倍以上多い結果となりました。
- 「実施してほしかった」と感じた理由について、自由回答形式で尋ねたところ、大きく分類すると「業務に関連するスキルの習得」「不安の解消」「同僚や会社とのつながり」の3つのニーズに集約されました。
- 「内定者研修でどのようなことが学べると良いと思うか」という質問に対しては、「社会人へのマインドセット(40.5%)」、「入社予定の企業・業務に関する知識(39.8%)」、「ビジネスマナーやパソコンスキル(34.8%)」などに回答が集まりました。
■企業の回答傾向
- 内定者研修を実施している企業は75.0%で、大多数の企業が実施している状況が確認されました。
- 内定者研修の開始時期は「入社前年度10月から(25.6%)」が最も多く、実施形式は「集合研修(60.5%)」と「オンライン研修(59.7%)」がほぼ同率で最も多く、それらを併用している企業も多くみられました。
- 内定者研修実施の目的は「内定者の不安解消やエンゲージメント向上(34.1%)」が最も多く、次いで「必要な知識・スキルの習得による早期戦力化(29.5%)」や「内定辞退の防止(28.7%)」が挙げられました。
- 内定者研修の実施内容については、「ビジネスパーソンとしてのマインドセット(55.0%)」が最も多く、「ビジネスマナーなど社会人基礎知識の習得(52.7%)」、「同期との交流(45.7%)」などが続きました。
■総括
調査結果によって、内定者には、会社や仕事について「知りたい」、入社に向けて「自信を持ちたい」、内定者や先輩社員と「繋がりたい」という3つの欲求があることがわかりました。そして、それらを満たす方法として、「内定者研修」は有効な手段であると考えられます。その成功のポイントは、内定者のエンゲージメント向上や早期戦力化といった企業側の目的と、内定者の3つの欲求を共に満たすことです。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ライトワークス / 9月14日発表・同社プレスリリースより転載)
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内定者育成