副業に関する定点調査(2023春)
~ 副業経験者の3割がChatGPTを業務で活用 ~
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社 lotsful Company(本社:東京都港区、lotsful Company代表:田中 みどり)が運営する副業人材マッチングサービス『lotsful(ロッツフル)』では、副業に関する定点調査を四半期ごとに実施しており、2023年5月に実施した調査結果をお知らせします。5回目となる今回は、今話題のChatGPTの認知/活用についても伺いました。
●調査サマリー
»副業経験者は、前年同月比で34.1%→35.6%と増加
»全体の副業意向は、前回調査よりも減少しているものの、20代男女では上昇傾向
»副業実施理由は「本業の収入が減ったため」が増加
»副業しない理由「所属企業が副業を禁止しているため」は昨年夏から-4.4%減少
■調査結果
✓副業経験者は、前年同月比で34.1%→35.6%と増加
「あなたは直近半年の間に、副業を行いましたか?」と尋ねたところ、「実施した」と答えた方は、35.6%となりました。2023年2月に実施した前回の調査より減少しているものの、前年同月比では、34.1%→35.6%と増加しています。
✓全体の副業意向は、前回調査よりも減少。一方で、20代男女では上昇傾向に
「あなたは今後半年の間に、副業を行うつもりはありますか?」と尋ねたところ、「はい」と答えた方は、47.2%となりました。副業経験者同様、前回の調査(2023年2月実施)と比べると、前回が49.5%だったので減少していますが、前年同月比で見ると43.2%→47.2%と増加しています。また、20代は男女ともに他の年代と比べても副業意向が高く、2022年11月から増加傾向であることが分かります。
✓副業実施理由は「本業の収入が減ったため」が増加
直近半年間に副業を実施した理由を見てみると、「本業の収入が減ったため」が24.7%となり、2022年5月の調査開始から毎回増加していることが分かります。インフレの影響で生活費が高騰したことから収入が減った感覚に陥る方が多いと推測されます。また、「自身のキャリアに関して考えたため」の回答も増加傾向にあります。全体で見ると、引き続き「自由に使えるお金を増やしたいため」という回答の割合が高いです。
✓副業しない理由「所属企業が副業を禁止しているため」は昨年夏から-4.4%減少
直近半年間に副業を実施しなかった理由を尋ねたところ、「所属企業が副業を禁止しているため」が、17.8%(前回)→15.8%(今回)と減少していることが分かりました。2022年8月の調査開始から見ても毎回減少しており、副業を認める企業が増えてきていることが伺えます。また、「副業への興味はあるが、探し方がわからない」と答えた方は、17.3%(前回)→21.5%(今回)と増えています。
✓ChatGPTの認知度は70%超、副業経験者の約3割が「業務で使ったことがある」
「あなたはChatGPTをどの程度知っていますか」と尋ねたところ、「聞いたことがない」は27.1%、「聞いたことがあるが、業務で使ったことがない」は55.2%、「業務で使ったことがある」は17.7%となり、認知度は、72.9%と非常に高い結果となりました。性別/年代別で見てみると、「業務で使ったことがある」と回答したのは、男女ともに20代が多い結果となりました。また、副業の実施/未実施で見てみると、副業経験者の方が、ChatGPTを「業務で使ったことがある」の回答が多い結果となりました。副業人材には新しいはたらき方やトレンドに関心の高い方が多いことや、本業と副業の両立を進める上で、業務効率化に関心があることなどが推測されます。
■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
Fastask(株式会社ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 全国の企業に勤める会社員 20~40歳代の男女
調査期間 : 2023年5月15日(月)~5月23日(火)
対象人数 : 667人
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルイノベーション株式会社/ 6月26日発表・同社プレスリリースより転載)