2024年卒 学生就職モニター調査 5月の活動状況
学生の4人に1人が5月中に入社予定先を決めて就職活動を終了。エントリーシート作成にChatGPT等の対話型AIを利用したことがある学生は9.7%
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 5月の活動状況」の結果を発表しました。
《TOPICS》
- 学生の4人に1人が5月中に入社予定先を決めて就職活動を終了
- 5月に受けた面接がWEB面接だった割合は59.3%
- エントリーシート作成のためにChatGPTなどの対話型AIを利用したことがある学生は9.7%
【調査概要】
5月の活動状況について企業にエントリーシートを提出した割合は24.7%(前月比24.2pt減、前年同月比3.3pt減)、1次面接を受けた割合は34.6%(前月比20.1pt減、前年同月比3.2pt減)で、前月より活動割合は大きく減ったが、前年同月とほぼ同じ割合だった。5月中に「入社予定先を決めて就職活動を終了した」割合は25.3%で前年同月と比べても増減はなく、活動終了のペースも前年とあまり変わらない状況と言える。
5月までに採用面接を受けた社数の累計平均は9.7社(前年同月比0.7pt増)、そのうちWEB面接は7.8社(前年同月比0.2pt増)でほぼ前年並みだった。また、5月に受けた面接がWEB面接だった割合は59.3%(前月比13.4pt減、前年同月比11.9pt減)、対面の面接だった割合は40.7%(前月比13.4pt増、前年同月比11.9pt増)だった。コロナ禍で広く普及したWEB面接は現在も対面より実施割合が高く、新卒採用活動の中で定着したと言えるだろう。
エントリーシート作成のためにChatGPTなどの対話型AIを利用したことがある学生の割合は9.7%だった。実際の活用例では「自分で書いた文章を添削・校正してもらう」というコメントのほか、「AIにひな形となる文章を書いてもらって実際のエピソードなどを追加する」という学生もいた。エントリーシート作成のために対話型AIを利用することについてどう思うかは、「AIが作った文章をそのまま利用するのでなければ問題ないと思う」学生が43.5%だった。実際に利用した学生からは、「事実確認など十分注意を払って、工夫しながら利用する必要がある」といったコメントが挙がり、対話型AIは何が得意なのかを理解している印象だ。一方、利用しなかった学生からは「エントリーシートは自分の言葉で書くべき」という意見が挙がった。
【調査概要】「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 5月の活動状況」
○調査期間/2023年5月25日(木)~5月31日(水)
○調査方法/WEB上のアンケートフォームより入力
○調査対象/2024年卒業予定の全国の大学生および大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,978名(文系男子318名 理系男子501名 文系女子597名 理系女子562名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/ 6月23日発表・同社プレスリリースより転載)