「2024年卒採用」に関して調査
2024年卒採用は「難易度が高い」と回答した企業が8割を超える。「プレエントリー数も、選考参加者数も、前年より大きく減っている」「既に内定を持っている学生が多い」の声
株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、企業・団体の人事担当者を対象に、インターネットアンケートを実施。今回は、「2024年卒採用」に関して調査しました。2024年卒採用について、「採用難易度が高い」とした企業が8割を超えました。「プレエントリー数も、選考参加者数も、前年より大きく減っている」「昨年と同じ時期に、採用広報を開始したら、母集団が昨年の半数にも満たない」「既に複数の内々定を持っている学生が多く、内々定を出しても承諾に至らない」など、売り手市場や早期化を指摘する声が上がりました。また、2024年卒採用の難易度が高いことを受けて、半数以上が「20代通年採用」を実施。「実施を検討している」とした企業も23.2%に上りました。
【TOPICS】
(1)2024年卒採用が「難しい」と回答した企業が8割超
(2)2024年卒採用の難易度が高いことを受け、半数以上は「20代通年採用」を実施。「実施を検討」も23.2%
【調査の背景】
2024年卒採用では、3年生の3月末時点で「内定率」が5割に迫るなど、学生優位な売り手市場感が強まっています。企業は、2024年卒採用の難易度をどのように捉えているかアンケートを実施しました。
【調査詳細】
(1)2024年卒採用が「難しい」と回答した企業が8割超
2024年卒採用について、「難しい」と回答した企業が47.3%に上りました。「やや難しい」34.2%を合わせると、8割以上の企業が「採用難易度が高い」としています。「プレエントリー数も、選考参加者数も、前年より大きく減っている」「昨年と同じ時期に、採用広報を開始したら、母集団が昨年の半数にも満たない。早期化を実感している」「3月の広報解禁時には、企業探しを終えている学生が多く、母集団形成ができていない」「既に複数の内々定を持っている学生が多く、内々定を出しても承諾に至らない」など、売り手市場や早期化を指摘する声が上がりました。
また、「コロナ禍でリアル開催イベントの出展を見合わせていたのでノウハウがなく、いざリアルの場で母集団形成をしようと思っても効果的にアピールできていない」「ここ数年オンライン選考が大半だったので、リアル面接で学生をグリップするスキルが低下している」といった声も寄せられています。
(2)2024年卒採用の難易度が高いことを受け、半数以上は「20代通年採用」を実施。「実施を検討」も23.2%
2024年卒採用の難易度が高いことを受け、既卒や第二新卒など20代を対象にした「20代通年採用」を「既に実施している」と回答した企業が50.1%に上りました。また、23.2%の企業が「検討している」としています。新卒採用の難易度が高くなっていることを受け、「20代通年採用」の導入に踏み切る企業や、導入を検討する企業が多いことが分かります。
■調査概要
・調査期間:2023年4月24日~2023年4月28日
・調査対象:企業・団体の人事担当者
・有効回答数:529社
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情 / 5月19日発表・同社プレスリリースより転載)