2024年卒インターンシップの振り返り調査
2024年卒インターンシップを振り返る。3年生の夏・秋開催が増加し、12月以降の開催は減少。インターンシップ実施回数を「増やした」企業が半数に迫る。
株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、企業・団体の採用担当者を対象に「2024年卒の採用状況」に関するインターネットアンケートを実施。今回は「インターンシップ」について振り返りを行いました。実施時期に関する調査では、3年生の夏や秋に実施する企業の割合はオンライン、対面ともに増加。12月以降に開催した企業の割合は減少しており、より早い時期に学生との接点を持ちたいという企業の意向が見て取れます。また、インターンシップの実施回数を「増やした(増やす予定)」が48.4%と半数に迫りました。
【TOPICS】
(1)「3年生の夏や秋」にインターンシップを実施した企業が増加。早期化が進む
(2)実施企業は61.7%。前年比2.0ポイント増
(3)「増やした(増やす予定)」が48.4%と半数に迫る
(4)「インターン参加者は通常選考で優遇する」が36.5%で最多に
【調査詳細】
(1)「3年生の夏や秋」にインターンシップを実施した企業が増加。早期化が進む
2024年卒学生を対象とするインターンシップを「3年生の夏や秋」に実施した企業の割合が前年度と比べ増加。一方、12月以降に開催した企業の割合は減少しており、より早い時期に学生との接点を持ちたいという企業の意向が見て取れます。
(2)実施企業は61.7%。前年比2.0ポイント増
インターンシップを「実施している」企業は前年比2.0ポイント増となる61.7%。実施企業を上場有無で比べると、上場企業は80.8%、非上場企業は58.6%と差があることが分かりました。予算や人手をやり繰りしやすい上場企業の方がインターンシップを実施しやすい状況にあると言えます。
(3)「増やした(増やす予定)」が48.4%と半数に迫る
インターンシップの実施回数は前年と比べ「増やした(増やす予定)」が48.4%と半数に迫り、「前年並み」(45.6%)を上回りました。年々インターンシップの重要性が増す中、学生との接点をできるだけ多く設けようという企業が目立ちます。
(4)「インターン参加者は通常選考で優遇する」が36.5%で最多に
インターンシップと採用との連携について、「インターン参加者は通常選考で優遇する」が36.5%で最多に。2023年卒に関する同調査では「通常選考で優遇まではしないが、インターン参加者限定の情報提供やセミナー等を実施している」が最多でしたが、今回初めて「通常選考で優遇する」が上回りました。インターンシップ実施を実質的に採用活動と連動させる動きが広がっています。
■調査概要
・調査期間:2023年1月5日~2023年1月31日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:全国の企業および団体
・有効回答数:1,862件
・調査方法:インターネットでのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/ 3月28日発表・同社プレスリリースより転載)