学生就職モニター調査 2月の活動状況
対面の就職ガイダンス・合同企業説明会の参加割合が増加 。「現時点で就職活動に対し不安がある」学生は前年比3.5pt減の81.6%
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」の結果を発表しました。
《TOPICS》
・対面の就職ガイダンス・合同企業説明会の参加割合が前年より増加。2月末時点でこれまでの活動にかかった費用は4万円弱
・インターンシップ・仕事体験の平均参加社数は8.9社。そのうち対面で参加した社数は2.7社で前年より増加
・現時点で就職活動に対し不安がある割合は81.6%で前年よりやや減少。一方で金銭的負担を不安に感じる割合は増加
【調査概要】
24卒予定の就活生に2月までの活動状況を聞いたところ、「大学主催の就職ガイダンス(オンラインを除く)に出席した」が前年比10.1pt増の43.0%、「合同企業説明会(WEBセミナーを除く)に参加した」が前年比6.2pt増の56.5%と、対面の活動割合が前年より大きく増加した。活動の進捗については「企業からエントリーシートを入手」が前年比24.3pt増の53.2%で大きく増加している。その他「面接以外で人事担当者に会った(35.6%、前年比10.2pt増)」といった個別企業との接触機会も増えているようだ。また、2月までの活動(インターンシップ・仕事体験参加など)にかかった費用を聞いたところ、平均で3万9,201円となった。
インターンシップ・仕事体験に参加した社数の平均は8.9社(前年比0.7pt増)で、そのうちオンラインは平均6.2社(前年比0.5pt減)だった。対面(オンライン以外)での参加は平均2.7社(前年比1.2pt増)で前年より増加した。また、参加した8.9社のうち採用選考を受けたい社数の平均は4.7社で前年と変わらず、学生は参加した中からある程度絞り込んで採用選考を受けるようだ。
現時点で就職活動に対し不安がある割合は前年比3.5pt減の81.6%で前年よりやや減ったが、依然として8割以上の学生が不安を抱えていることが分かった。不安に思う要因では「志望企業から内々定をもらえるかどうか(73.6%、前年比1.4pt増)」の割合が最も高く、次いで「対面の面接でうまく話せるか(69.3%、前年比2.5pt増)」だった。また、インターンシップ・仕事体験やイベント参加のため外出する機会が増えていることを受けて「交通費など金銭的負担が大きい(37.7%、前年比14.5pt増)」の割合が前年より大きく増加している。
【調査担当者コメント】
2024年卒業予定の就活生の2月までの活動状況を見ると、インターンシップ・仕事体験や合同企業説明会への参加において、前年より対面での活動が増えました。そういったことから、スーツの購入や交通費などの金銭的な負担があったようです。また、学生時代はコロナ禍の影響で授業はオンラインになり、部活動・サークル活動などでもWEBを活用することが多かった一方、就職活動では前年より企業の担当者と直接会うことが増えることになりそうです。対面での面接に対して不安がある学生の方は、大学のキャリアセンターの方や先輩・友人に協力してもらって面接の練習をしたり、対面の就職イベントに参加して企業の担当者の話を直接聞いたりするなどで、少しずつ慣れておくことをお薦めします。
【調査概要】「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」
○調査期間/2023年2月24日(金)~2月28日(火)
○調査方法/WEB上のアンケートフォームより入力
○調査対象/2024年卒業予定の全国の大学生および大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/2,304名(文系男子385名 理系男子573名 文系女子688名 理系女子658名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/ 3月23日発表・同社プレスリリースより転載)