大企業への『フリーランス・プロ人材活用実態』を調査
プロフェッショナル人材のフリーランス・副業といった多様な働き方をサポートする株式会社みらいワークス(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡本祥治、証券コード:6563、以下「当社」)は、2月6日のプロフェッショナルの日を記念して、大企業への『フリーランス・プロ人材活用実態』調査を実施しましたので、お知らせいたします。
約3人に1人が、フリーランスのプロ人材を活用したことがある
「Q1.あなたは、フリーランスのプロ人材を活用したことありますか?」(n=1,000)と質問したところ、「はい」が30.7%、「いいえ」が69.3%という回答となりました。昨年より14.0%増加しました。
フリーランスのプロ人材を活用する理由は、「社内に該当スキルや知見を持った人材が不足しているため」が71.0%で最多
Q1で「はい」と回答した方に、「Q2.フリーランスのプロ人材を活用する理由は何ですか?(複数回答)」(n=307)と質問したところ、「社内に該当スキルや知見を持った人材が不足しているため」が71.0%、「第三者の外部視点を取り入れて、イノベーションを推進するため」が42.0%、「突発的なプロジェクト等、一時的な人員不足で固定費を抑えるため」が38.8%という回答となりました。
プロ人材に依頼している社員教育の内容は、「事業企画」や「経営戦略」など
Q2で「社員教育のため(外部人材より専門知見を学ぶため)」とお答えされた方に、「Q3.どのような内容の社員教育をプロ人材に依頼していますか?(複数回答)」(n=116)と質問したところ、「事業企画(新規事業)」が56.0%、「経営戦略(その他)」が54.3%、「経営戦略(人的資本/ESG/サステナビリティ等の新経営手法)」が51.7%という回答となりました。
フリーランスのプロ人材を活用しない理由は、第1位「正社員採用を推進しているため」
Q1で「いいえ」とお答えされた方に、「Q4.フリーランスのプロ人材を活用しない理由は何ですか?(複数回答)」(n=693)と質問したところ、「正社員採用を推進しているため」が23.8%、「個人や零細企業との直接契約ができないため」が20.8%、「社内に該当するスキルや知見を持った人材が存在するため」が20.5%という回答となりました。
半数以上が、フリーランスのプロ人材を活用しない理由が解消されたら、フリーランスのプロ人材を活用したいと回答
Q1で「いいえ」とお答えされた方に、「Q4で回答したような障壁がなければ、フリーランスのプロ人材を活用したいと思いますか?」(n=535)と質問したところ、「とてもそう思う」が4.3%、「そう思う」が46.2%という回答となりました。
約3人に1人が「システム設計・開発・導入」で、フリーランスのプロ人材を活用したいと回答
Q5で「とてもそう思う」「そう思う」とお答えされた方に、「Q7.どのような内容で、フリーランスのプロ人材を活用したいですか?(複数回答)」(n=270)と質問したところ、「システム設計・開発・導入」が31.5%、「DX推進」が28.9%、「情報セキュリティ」が19.3%という回答となりました。
フリーランスのプロ人材を活用している内容は、「システム設計・開発・導入」が40.1%で最多
Q2で「社員教育のため(外部人材より専門知見を学ぶため)」以外をお答えの方に、「Q7.どのような内容で、フリーランスのプロ人材を活用していますか?(複数回答)」(n=292)と質問したところ、「システム設計・開発・導入」が40.1%、「事業企画(新規事業)」が37.7%、「DX推進」が32.2%という回答となりました。
約4割が、今後、「システム設計・開発・導入」で、フリーランスのプロ人材を活用したいと回答
Q1で「はい」とお答えされた方に、「Q8.今後はどのような内容で、フリーランスのプロ人材を活用したいと思いますか?(複数回答)」(n=307)と質問したところ、「システム設計・開発・導入」が39.7%、「事業企画(新規事業)」が35.2%、「DX推進」が34.5%という回答となりました。
約9割が、フリーランスのプロ人材活用を他の企業や同僚にお薦めしたいと回答
Q1で「はい」とお答えされた方に、「Q9.フリーランスのプロ人材活用を他の企業や同僚にお薦めしたいと思いますか?」(n=307)と質問したところ、「とてもそう思う」が36.8%、「そう思う」が52.8%という回答となりました。
フリーランスのプロ人材をお薦めしない理由は、「業務管理が難しいため」が43.8%で最多
Q9で「そう思わない」「全くそう思わない」とお答えされた方に、「Q11.フリーランスのプロ人材を他の企業や同僚にお薦めしたくない理由は何ですか?(複数回答)」(n=32)と質問したところ、「業務管理が難しいため」が43.8%、「業務範囲の整理が難しいため」が37.5%、「契約や支払い等の社内手続きが面倒なため」が34.4%という回答となりました。
■まとめ
今回は従業員規模1,000名以上(製造業)、500名以上(その他・サービス業)の会社経営者、正社員・管理職(課長職以上)1000名に、フリーランス・プロ人材活用実態調査を行いました。
約3割の経営者が、「社内に該当スキルや知見を持った人材が不足」などの理由から、フリーランスのプロ人材を活用したことがあることがわかりました。対して、フリーランスのプロ人材を活用したことがない企業のうち、フリーランスのプロ人材を活用しない理由としては、「正社員採用を推奨している」や「個人などと直接契約ができない」などがあり、それらの障壁がなければ、フリーランスのプロ人材を活用したいと思っている経営者は多いようです。また、フリーランスのプロ人材を活用したことがある経営者のうち、9割近くが「他の企業や同僚にお薦めしたい」と回答している対し、「業務管理」や「業務範囲の整理」などの難しさからお薦めできないといった声も一部あがりました。
スキルや知見をもった人材が不足している「経営戦略」や「システム開発」といった部分においてフリーランスのプロ人材を活用している企業は増えていますが、まだまだ課題も多くあることが判明しました。まだある課題に向き合い、フリーランスのプロ人材を必要とする企業とフリーランスのプロ人材のマッチングが増えることで、企業にとっても、プロ人材にとってもより良いサイクルがまわり始めるのかもしれません。
■調査概要
調査概要 :フリーランス・プロ人材活用実態調査
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2023年1月5日〜6日
有効回答数:1,000
調査対象 :従業員規模1,000名以上(製造業)、500名以上(その他・サービス業)の会社経営者、正社員・管理職(課長職以上)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社みらいワークス / 2月1日発表・同社プレスリリースより転載)