2021年求人情報提供サービス市場規模調査結果
および2022年求人広告掲載件数等集計結果
2021年度の求人情報提供サービスの市場規模は6,962億円(対前年比+67.8%)
2022年の求人広告件数は1,515万件(対前年比+39.1%)
公益社団法人全国求人情報協会は、全国769社の求人情報提供事業者に対する調査及び協会の独自調査の結果を踏まえて求人情報提供サービスの市場規模(推計含む)をとりまとめましたのでお知らせします。
●求人情報提供サービスの市場規模(推計)
2021年度を対象とした市場規模は6,962億円で前年度より2,812億円増加し、前年度比は+67.8%となりました。なお、ソーシャルリクルーティングやアグリゲーター、クラウドソーシングといった新形態サービスの市場規模は、この数字には含まれておりませんが2,084億円となっており、前年度比+10.5%となっています。
【調査概要】
調査時期/2022年7~10月 調査対象/求人広告を印刷・WEB等の自社メディアに掲載して提供する事業者及びSNS等により求人等の情報サービスを提供する事業者769社に対する郵送アンケート(有効回答数133)を実施。IRやヒアリング、推計も含め、売上高の合計を算出。
●2022年の求人広告件数の動き(求人広告掲載件数等集計結果)
公益社団法人全国求人情報協会が集計した2022年の年間求人広告掲載件数は、職種別件数合計で1,514万7,649件(前年1,089万209件)となりました。4月には+60.0%まで回復しましたが、新型コロナ第7波の影響もあり、4月以降のプラスの伸びが小幅になっていきましたが、10月は+43.5%に一次的に上昇し、年間計では対前年比+39.1%で着地となりました。
雇用形態別では、職種別と同様の動きを見せており、全体の7割を超える『アルバイト・パート』が、4月に+64.5%まで回復し、年間前年比は+38.5%で着地しました。『正社員』は、4月までは+30%を超える状態にて推移していたものの、それ以降のプラスが小幅となり、年間前年比は、+22.7%で着地しました。
職種別では、『サービス(給仕)』で+63.0%、『サービス(調理)』が58.8%、『サービス(接客)』が+56.0%と、サービスに関する職種が大きく伸びており、全体のプラスに大きく働いています。また、『販売(販売)』+31.7%、『運搬・清掃・包装等』で+35.1%、『生産工程』で+55.2%、『事務』で+51.4%、『サービス(医療・福祉サービス)』で+14.9%となりました。
このうち正社員でみると、件数最上位の『生産工程』が36.2%、次に『事務』が+74.2%、『サービス(医療・福祉サービス)』が+6.6%、『専門(医療・福祉専門職)』が28.6%、『販売(営業)』が+48.1%となっています。
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(公益社団法人全国求人情報協会 / 1月25日発表・同法人プレスリリースより転載)