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ニュース
社会 教育・オピニオン
掲載日:2022/08/30

ワーケーションの意識調査 76.1%が職場に制度希望 しかし推奨企業は1割未満  経験者は27.5%に留まる

総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は現役ビジネスパーソン509人(20代~40代)を対象に「ワーケーション」の認知度や経験などに関するアンケート調査を実施しました。


<調査結果詳細(一部抜粋)>
■【ワーケーションの認知度】
対象者全員にワーケーションを知っているか聞いたところ、「言葉も意味も知っている」が51.9%、「意味は知らないが言葉を見聞きしたことがある」が24.0%と、「知っている」と回答した人が75.9%に上りました。

■【ワーケーションの普及率】
現在の勤務先(離職中の人は直近の勤務先)はワーケーションが許可されているか聞いたところ、大多数を占める79.0%が「許可されていない」と回答しました。「わからない」と回答した人は13.2%で、ワーケーション制度がある企業は7.9%のみでした。

■【ワーケーションの希望度】
勤務先にワーケーション制度はないと回答した人に、もし勤務先にワーケーション制度があった場合、現職の状況に関係なく利用してみたいか聞いたところ、半数を大きく超える76.1%が「利用してみたい」と回答しました。

「ワーケーションをしてみたい」と回答した人に、その理由を聞いたところ、、リラックスしながら働くことで、効率よく仕事ができることを魅力に感じるという意見が多く挙がりました。また、気分転換を期待するという意見や、非日常を過ごすことで、クリエイティブに働けるのではないかという意見もありました。ほかにも、「帰省しやすくなったり、プライベートの時間を活用できたりする点を魅力に感じるという意見も見られました。

■【ワーケーション経験】
さらに、ワーケーション制度があると回答した人に、ワーケーション経験があるか聞いたところ、72.5%が「ない」と回答し、「ある」と回答した人は27.5%に留まりました。

■【ワーケーションのメリット・デメリット】
ワーケーション経験者全員に、ワーケーションを実施して感じたメリットを聞いたところ、普段とは違うシチュエーションで仕事ができる上に、余暇も楽しめ、気分転換できたという意見が挙がりました。ほかには、仕事と旅行が同時にできることから時間を有効活用できる点をメリットと感じる人もいました。

一方で、デメリットを聞いたところ、実際は思うように余暇の時間を確保できないという意見が挙がりました。また、仕事と旅行の両立には工夫が必要だと感じる人もいるようです。ほかにも、普段とは場所が違うこと、旅行気分になってしまうことなどが集中力低下につながったという意見もありました。

■【ワーケーション未実施の理由】
勤務先にワーケーション制度はあるが、ワーケーションをしたことはないと回答した人に、これまでワーケーション制度を利用しなかった理由を聞いたところ、仕事に適した環境が確保できないという意見のほかに、「周りに使った人がいないから」、「制度を利用できる雰囲気がないため」など、心理的にワーケーション制度を利用しづらいという意見が挙がりました。また、そもそもワーケーションに必要性や魅力を感じないという人も少なくありませんでした。

■【リモートワークの普及率】
対象者全員に、現在の勤務先(離職中の人は直近の勤務先)でリモートワークが許可されているか聞いたところ、リモートワーク可能な企業は46.2%に留まりました。さらに、リモートワークとワーケーションの両方が許可されている企業は1割を切る、7.5%のみという結果になりました。政府がワーケーションを推奨する一方で、企業のワーケーション制度が整わない現状が浮かび上がりました。

■【ワーケーション推奨企業の印象】
対象者全員に、ワーケーションが推奨されている企業で働いてみたいか、現在ワーケーション推奨企業で働いている人は、これからも推奨企業で働きたいか聞いたところ、81.5%が「働いてみたい」と回答しました。


<調査概要>
調査内容 :ワーケーションについて
調査機関 :自社調査
調査対象 :当社を利用している全国のビジネスパーソン (20代~40代・男女)
有効回答 :509人
調査期間 :2022年8月2日~8月9日
調査方法 :インターネット調査
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。


◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社ワークポート / 8月26日発表・同社プレスリリースより転載)

この記事ジャンル 働き方改革

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