「副業」に関する意識調査(2022年7月)
60%が「副業を希望している」と回答
コロナ禍を経て11ポイント増加
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する総合満足度No.1(※)日本最大級の総合求人サイト『エン転職』上で、ユーザーを対象に「副業」についてアンケートを実施し、10,378名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
※2018年~2022年オリコン顧客満足度調査「転職サイト」ランキング総合1位
調査結果 概要
- 60%が「副業を希望している」と回答。コロナ禍を経て11ポイント増加。
- 副業を希望している理由の9割が「収入を増やしたい」。希望している副業収入額は「月3万円~5万円未満」が最多。
- 実際に副業経験があるのは30%。副業を経験してよかったこと第1位は「副収入が得られた」。
- 副業を成功させるコツ、第1位は「無理のないスケジュールを組む」。
調査結果 詳細
1:60%が「副業を希望している」と回答。コロナ禍を経て11ポイント増加。
「現在、副業を希望していますか?」と伺ったところ、60%が「希望している」(強く希望している:25%、やや希望している:35%)と回答。2020年10月に実施した同調査より11ポイント増加しました。
2:副業を希望している理由の9割が「収入を増やしたい」。希望している副業収入額は「月3万円~5万円未満」が最多。
副業について「強く希望している」「やや希望している」と回答した方に、副業を希望している理由を伺うと、87%が「収入を増やしたいため」と回答しました。収入を増やしたいと回答した方に希望の収入額を聞くと、「月3万円~5万円未満」(32%)が最多です。コロナ禍や円安などを背景に、副業により収入増を図りたいと考える方が多いとうかがえます。
3:実際に副業経験があるのは30%。副業を経験してよかったこと、第1位は「副収入が得られた」。
副業経験の有無を伺うと、30%が「経験がある」(現在している:10%、過去に経験がある:20%)と回答。2020年の結果から大きな変化はありませんでした。
副業経験がある方に、副業を行なって良かったことを伺うと、第1位は「副収⼊が得られた」(75%)でした。副業に期待する収入増が、実際に叶った方が多いようです。その他には「人間関係が広がった」(25%)、「知見・視野が広がった」(24%)という回答が目立ちました。具体的なコメントも紹介します。
「副収入が得られた」と回答した方
・本業の収入が少なかったので、副収入にだいぶ助けられました。休日は潰れているにも関わらず、収入が増えたことによって心に余裕ができた気がする。(29歳女性)
・コロナ禍で本業の収入がかなり減ったが、副業の収入のおかげで、なんとか生活を維持できた。(31歳男性)
「人間関係が広がった」と回答した方
・本業では出会えない層(経営者や起業家、フリーランスの方など)との交流や繋がりができた。(23歳女性)
・人脈が広がったことで本業の営業の見込み客がふえた。(28歳男性)
「知見・視野が広がった」と回答した方
・福祉の仕事では学べなかった、マーケティングやWeb関連の知識を得ることができた。副業を通して、仕事の醍醐味を知ることができた。(35歳男性)
・副業を通して多くのスペシャリストに出会うことができた。そのおかげで、自身のキャリア観もひろがった。(37歳女性)
4:副業を成功させるコツ第1位は「無理のないスケジュールを組む」。
副業経験がある方に「副業を成功させる上で大切だと思うことは何ですか?」と伺うと、第1位は「無理のないスケジュールを組む」(79%)でした。次いで、「体調管理を万全にする」(48%)、「報酬・働き方などの条件を確認する」(36%)が続きます。具体的なエピソードもあわせて紹介します。
「無理のないスケジュールを組む」と回答した方
・長期休暇内で副業をしたが、本業と勤務時間が違ったので、生活リズムを戻すために、休みが終わる2日前までに副業の勤務を終了できるように面接の段階で希望を伝えた。(30歳女性)
・副業での収入を増やすことに夢中で無理なスケジュールを組んでしまい、トラブルを起こしそうになった。(35歳男性)
「体調管理を万全にする」と回答した方
・精神的には副業が楽しくても、体には疲れが蓄積されてしまっている場合がある。(33歳女性)
・本業同様、副業にも仕事の責任はあるので、遅刻や体調不良で休むことは無責任だと思われてしまう。(35歳男性)
「報酬・働き方などの条件を確認する」と回答した方
・副業先から、契約外業務をよく依頼される。請けるのであれば報酬をしっかり交渉する必要がある。(29歳男性)
・事前の契約内容などで、連絡時間なども確認することが大事。特に制限を設けず副業をはじめてしまい、1日中業務を気にしないといけなくなってしまったことがある。(32歳女性)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エン転職』を利用するユーザー
■調査期間:2022年5月26日~6月27日
■有効回答数:10,378名
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社/ 7月29日発表・同社プレスリリースより転載)