【イオンリテール】従業員12万人の「働き方が変わる」従業員体験価値(EX)を高める取り組みを全店へ
勤務シフトをAIが自動作成、チームの業務改善プロセスを進化
イオンリテールは、当社が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環となる「従業員体験価値(EX)」向上のため、「イオン」「イオンスタイル」約350店舗※1)で「AIワーク」と「MaI(マイ)ボード」を展開します。
「AIワーク」は、チームの勤務計画を自動で起案するシステムで、従業員の計画業務時間を低減するほか、勤務希望提出と勤務シフトの確認を携帯端末から、いつでも行えます。
また、一人ひとりの勤務パターンや職能をデータ化することで、チームの課題を店舗・本部スタッフ双方が容易に確認でき、補充人員の確保や技能教育などを、よりスムーズに行えます。
一方「MaIボード」は、連絡ノートや掲示板などに替わり、デジタルサイネージでチーム内の情報共有を行うツールです。画面で業務連絡や作業指示が確認でき、コミュニケーションをより円滑にします。
また、近隣店舗との比較や好調商品の情報などをミーティングで共有することで、改善プランが生まれ、自分たちで決めて実行することで「やりがい」に直結する働き方につながります。ミーティングのために実績や連絡書類を用意する必要もありません。
【「AIワーク」「MaI(マイ)ボード」の概要】
スケジュール:「AIワーク」2022年7月より順次展開(※2)
「MaIボード」2022年7月25日現在、240店舗で展開。順次拡大予定
展 開 店 舗:「イオン」「イオンスタイル」約350店舗(※1)
【「AIワーク」の詳細説明】
「AIワーク」は、チームの勤務計画を自動で起案するシステムで、従業員の計画業務時間を低減するほか、勤務希望の提出と勤務シフト確認を携帯端末からいつでも行えます。
まず、従業員一人ひとりの勤務パターンをシステムに入力し、モデルを作成します。その後、実際の勤務希望と月間労働時間をもとに、AIが自動で適切な勤務計画を起案します。
勤務パターンだけでなく、一人ひとりの職能もデータ化することで、チームの課題を把握しやすくなり、補充人員の確保や技能教育などを、よりスムーズに行えます。今後、時間帯ごとの作業割り当ての実装を予定しています。(※3)
2022年6月に約60店舗で試験導入した結果、利用部門の勤務計画作成時間が70%低減されたほか、勤務希望の申請や勤務計画の確認を携帯端末上でできるようになったため、勤務計画に関わる紙の使用量を90%削減しています。(※4)
【「MaIボード」の詳細説明】
「MaIボード」は、連絡ノートや掲示板などのアナログな情報共有ツールに替わり、デジタルサイネージでチーム内の情報共有を行えるツールです。画面から業務連絡や作業の確認ができ、コミュニケーションをより円滑にします。
また、営業数値やチラシ情報のほか、近隣店舗との比較や好調商品など、「改善のヒント」となる情報も常時更新されます。こうした情報をミーティングで共有することで、チームメンバーから改善プランが生まれやすくなり、自分たちで考えたプランが成果に結びつくと、「やりがい」にもつながります。
【目指す姿】
当社がデジタルを活用した従業員の体験価値(EX)向上で目指す姿は、省力化や省人化ではなく、一人ひとりが後方業務や単純作業に縛られない“より働きがいのある”職場の実現とお客さまへの提供価値の向上です。
予測精度の高い計画をAIが起案することで、ムダ・ムリ・ムラの少ない適切な人員配置に近づけ、“働いた分きちんと成果につながる”生産性の高い環境へと導きます。
さらに、MaIボードによってチームでの改善活動が促進されることで、“自分たちで売場や環境を良くする”機会が増え、よりいっそうの働きがいを感じられる職場となります。
イオンリテールは、従業員体験価値(EX)向上の取り組みを通して、スマートでやりがいある働き方を推進し、お客さまへの提供価値をよりいっそう高めてまいります。
※1):関東・北陸信越・東海・近畿・中四国の店舗。一部店舗を除く。
※2):「AIワーク」はデリカ、食品オペレーションで7月に運用開始。その後、食品全部門とH&BCへ拡大予定。
※3):時間帯別作業割り当ての実装は、2022年10月を予定しています。
※4):一例として、12万人の月間勤務計画の紙配布を90%削減した場合、毎月10.8万枚の紙使用量が削減されます。
◆本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
(イオン株式会社/ 7月25日発表・同社プレスリリースより転載)