2022年 夏ボーナス実態調査
キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関『Job総研(※1)』を運営する株式会社ライボ(本社:東京都渋谷区 代表取締役:小谷匠 以下「ライボ」)は、734人の社会人男女を対象に「2022年 夏ボーナス実態調査」を実施しました。同調査は今夏ボーナスの支給有無やその支給額の平均と中央値及び使い道、またコロナ禍前後での夏ボーナスの比較について調査しました。
【コロナ前後での夏ボーナス】
記録的な円安や物価高騰により日本経済に大きな影響を与える昨今、社会人の賃金推移停滞を始め今後の日本経済の動向が注目される中、2022年の夏ボーナスにはどのような影響が出ているのでしょうか。
2021年に実施したJob総研調査(※2)では、コロナ禍の影響を受けてボーナスの減額や廃止が7割を超える結果が出ています。それを受けてJob総研では、コロナ禍前の2019年夏ボーナスからの推移を含め、今夏ボーナスの支給有無やその支給額及び、使い道や貯金に回す額などについて調査した「2022年 夏ボーナス実態調査」を実施しました。
【調査概要】
調査対象者 :全国 / 男女 / 20~50代
調査条件 :1年以内~10年以上勤務している社会人
20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間 :2022年6月22日~6月27日
サンプル数 :734人
調査方法 :インターネット調査
【TOPICS】
・全体の70.0%が「今夏ボーナスの支給あり」と回答
・今夏ボーナスの平均支給額は「57.8万円」 中央値は60万円
・最終学歴別でみる「支給あり」の率は大学院が最多で77.8% 平均支給額は61.1万円
・コロナ禍前の2019年と比較して今夏ボーナス支給率は8.3%上昇 平均支給額は13万円減少
・ボーナスの使い道は「貯金」が最多で、68.1%がボーナス額の「半分以上を貯金」と回答
【今夏ボーナスの支給有無と支給額】
今夏ボーナスの支給有無について、全体の70.0%が「支給あり」と回答し、その支給額の平均は57.8万円で中央値は60万円という結果になりました。
また最終学歴別に今夏ボーナスの”支給有無”を見ていくと、”支給あり”の最多回答は「大学院卒」で77.8%、次いで「大学卒」が69.3%、「高校卒」が62.5%の回答結果になり、支給ありの回答が最も低かったのは「短大・専門卒」で53.6%でした。
同じく最終学歴別で今夏ボーナスの”支給額”を見ていくと、平均額で最も高かったのは「大学院卒」で61.1万円、次いで「大学卒」54.4万円、「高校卒」41.6万円になり、最も平均支給額が低かったのは「短大・専門卒」で28.8万円という回答結果になりました。平均支給額が最も高い大学院卒と短大・専門卒では19.5万円の差がある結果となりました。
【コロナ禍前後の比較】
夏ボーナスの”支給有無”についてコロナ禍前後で比較すると、2019年夏ボーナスの「支給あり」が61.7%に対して、今夏(2022年)ボーナスの「支給あり」は70.0%になり、8.3%上昇した回答結果になりました。
また”支給額”について見ていくと2019年夏のボーナス平均支給額は「70.8万円」に対して、今夏(2022年)ボーナスの平均支給額は57.8万円になりました。
コロナ禍前の2019年夏と今夏ボーナスを比較すると、「支給あり」は上昇しているものの、「平均支給額」は低下している回答結果になりました。
【今夏ボーナスの使い道】
今夏ボーナスの使い道について聞くと「預貯金」が最多回答で64.0%、次いで「買い物」が38.7%、「投資」が32.7%で上位3つの回答になりました。また貯金に回す額について聞くと、「ほぼ全額貯金」が35.0%、「半分以上を貯金」が33.1%で、全体の68.1%が今夏ボーナスを半分以上貯金すると回答しました。貯金に回す具体的な金額についても聞くと、平均43.2万円の結果になりました。
【回答者コメント】
コロナ禍が影響したボーナス支給についての言及が顕著に見られるコメントでした。
・契約社員でボーナス支給なしです。正社員以外にも支給する企業が増えて欲しいと思う
・コロナ禍で生活に不安もある中ボーナスが支給されるのはありがたいです
・良くも悪くもコロナの影響がなくボーナスが安定してもらえる会社の有り難さをここ2年で感じた
・コロナ禍で業績に変動はありましたが、「コロナ支援金」の名目でボーナスが出た
・コロナの感染爆発真只中にはボーナスがカットされましたが、今年は支給されました
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ライボ / 7月4日発表・同社プレスリリースより転載)