『転職と年収に関する実態調査』を実施
キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関『Job総研(※1)』を運営する株式会社ライボ(本社:東京都渋谷区 代表取締役:小谷匠 以下「ライボ」)は、983人の社会人男女を対象に「転職と年収に関する実態調査」を実施しました。同調査は転職による年収の増減とその平均額及び、現年収額と自己評価のギャップや、今後転職を考えているかなどについて調査しました。
【転職と年収の関連性】
新型コロナウイルス感染拡大から2年以上が過ぎましたが、昨今では脱マスクの話題を見聞きするようになったコロナ情勢において、働き方の変化や経済的側面から転職を考える社会人も多いかと思われます。またライフスタイルの変化や物価高騰の煽りを受けて支出が増加傾向にある中、社会人が収入を増やす方法として転職を選択することも少なくありません。そこでJob総研では、転職よる年収の増減実態やその平均と中央値及び、現在の年収額と自己評価のギャップ有無やこれまでの経験による転職成功有無とその内容、また転職の年齢リミットをどのように考えているかなどについて調査した「転職と年収に関する実態調査」を実施しました。
【調査概要】
調査対象者:全国 / 男女 / 20~50代
調査条件 :1年以内~10年以上勤務している社会人
20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間 :2022年6月8日~6月13日
サンプル数:983人(転職経験あり561人 経験なし422人)
調査方法 :インターネット調査
【TOPICS】
・全体の58.2%が「転職で年収が上がった」と回答 下がったと回答したのは21.7%
・「転職で上がった年収の平均額」は39.8万円 下がった平均額は34.1万円
・「転職で年収が上がった」と回答した年代別では30代が最多で64.9%
・全体の51.7%が「現年収額が自己評価より低い」と回答しそのギャップの額は64万円
・全体の9割が「転職成功体験あり」と回答 成功した内容は「年収アップ」が最多回答
【転職による年収の増減】
転職による年収増減について聞くと、全体で58.2%が「転職で年収が上がった」と回答し、その平均額は39.8万円の回答に対して、「転職で年収が下がった」と回答したのは全体の21.7%で、その平均額は34.1万円の回答結果になりました。「転職で年収が変わらない」と回答したのは20.1%でした。
またこれを男女別に見ていくと、「転職で年収が上がった」と回答した男性は60.6%で上がった年収の平均額は39.8万円、女性は54.0%で上がった平均額は34.1万円の回答結果になりました。
さらに年代別では、「転職で年収が上がった」と最も多く回答したのは30代で上がった年収の平均額は36.9万円、最も少ない回答だったのは50代で上がった平均額は32.9万円という回答結果でした。
【現年収額と自己評価のギャップ】
現在の年収額に対して自己評価する額とのギャップについて聞くと、現年収額が「自己評価より低い」20.0%と、「どちらかというと自己評価より低い」31.7%を合算した51.7%が、現年収額が「自己評価より低い」と感じていることがわかりました。現年収が「自己評価よりも高い」という回答は全体で18.0%にとどまり、「自己評価に見合っている」と回答したのは30.3%でした。
また現年収の平均額が616.6万円に対して、自己評価する年収の平均額は680.6万円になり、自己評価の年収額よりも、実際に受けとる現年収額の方が64万円低く、評価に大きなギャップがあることがわかりました。
【転職の成功について】
これまでに転職で成功したと言える経験をしたかについて聞くと、「成功した」43.7%と「やや成功した」44.2%を合算した87.9%が成功したと感じている回答結果になりました。
また具体的には何を成功した経験と感じているかについて聞くと、「年収が上がった」が66.7%で最多回答になり、次いで「福利厚生が充実した」が37.1%、「職場で気が合う仲間ができた」が32.3%で上位3つの回答結果になりました。最も回答が少なかったのは「役職が上がった」で15.6%でした。
【今後の転職について】
最後に過去に転職経験がないと回答した422人に今後転職することを考えているかについて聞くと、全体の60.0%が「転職をする予定がある」と回答し、「転職をする予定はない」は40.0%の回答結果になりました。
これを年代別で見ると、「今後転職をする」の回答で最も多かったのは30代で80.4%になり、次いで40代・50代がどちらも70.6%で最も少ない回答だったのは20代で55.4%という回答結果になりました。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ライボ / 6月20日発表・同社プレスリリースより転載)