5月末時点の内々定率は<67.8%>で、前月比10.9ポイント増。文系学生は約7割が就職活動を続けるものの、理系学生は約半数が終了
株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は、「内々定の獲得状況」をテーマに調査しました。2022年5月末時点の内々定獲得率は、67.8%。前月比では10.9ポイント増加しました。就職活動率は「62.3%」と5月度より11.3ポイント減少しました。理系学生は、就職活動を継続中と回答した学生が半数を下回り、既に活動を終えた学生が多いことが分かります。また、内々定者フォローは対面での懇親会や面談などが数値を伸ばしました。新型コロナウイルス感染症対策が緩和されていく中、リアルなコミュニケーションを通して学生と交流の機会を持つ企業が増加したと推測できます。
【TOPICS】
(1) 5月末時点の内々定率は67.8%。前月比10.9ポイント増
(2) 現在の就職活動率は、前月比11.3ポイント減。一方、文系は約7割が継続中
(3) 内々定者フォローは、昨年に比べて対面実施が増加
(1) 5月末時点の内々定率は67.8%。前月比10.9ポイント増
2022年5月末時点の内々定率は、67.8%。前月比では10.9ポイント増加しました。前年同時期の「66.6%」を1.2ポイントとわずかに上回る結果となりました。
(2) 現在の就職活動率は、前月比11.3ポイント減。一方、文系は約7割が継続中
現在の就職活動状況について、「就職活動をしている」の回答が62.3%と、5月度より11.3ポイント減少しました。一方、文理別では、文系学生の活動率は70.9%なのに対し、理系学生の活動率は46.9%に留まりました。理系学生は、文系学生よりも就職活動を終えている割合が高いことが分かります。
(3) 内々定者フォローは、昨年に比べて対面実施が増加
内々定者フォローについて、全体的な傾向は前年度の調査結果と大きくは変わりませんでした。一方、対面での懇親会や面談などの数値が伸びており、「懇親会(対面)」と回答した企業の割合は、前年の約2倍となりました。採用の難易度が高まるなか、内定辞退を防止するため対面でのコミュニケーションを増やす企業が増加していると推測できます。
■調査概要
・調査対象:2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
・調査方法:Web上でのアンケート
・調査期間:2022年5月27日~2022年5月31日
・有効回答数:503名
※本調査の結果を全体で見る場合に、文理男女別の回答格差をなくすため、ウエイトバックを行っています。
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、
択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/6月2日発表・同社プレスリリースより転載)