2022年度 新入社員意識調査の集計結果について
就職活動の「順調さ」はコロナ禍以前の状況に戻ったが、オンラインでの就職活動は情報入手の面で課題も
東京商工会議所(三村明夫会頭)は、2022年度新入社員を対象に、就職活動の感想、社会人生活や仕事に対する意識等を把握するために標記調査を実施し、結果を取りまとめましたのでお知らせいたします。
集計結果は、各事業所において新入社員の育成やフォローの参考にしていただくとともに、当所が実施する研修講座や新卒採用支援事業の企画運営に活かしてまいります。
【 調査結果のポイント 】
○就職活動の感想(就職活動が順調だったか)
・「順調だった」、「ほぼ順調だった」と回答した割合の合計は58.4%となり、2021年度調査(49.9%)と比べて8.5ポイント増加した。
2018年度調査(55.9%)、2019年度調査(58.8%)と比べても、就職活動の「順調さ」はコロナ禍以前の状況に戻っていることがうかがえる。
○オンラインによる就職活動でよかったこと
・「移動時間が短縮できた(55.6%)」、「費用(スーツ代・交通費など)が少なくて済んだ(44.8%)」等が上位となった。
・「会社について知りたい情報が入手しやすかった(6.1%)」、「企業の担当者へ質問がしやすかった(4.6%)」は少数にとどまること
から、オンラインによる就職活動は情報入手の面で課題があることがうかがえる。
○今の会社でいつまで働きたいか
・水準を見ると、10年前の2012年度調査との比較では、「定年まで」は12.4ポイント減少(2012年度36.2%→2022年度23.8%)し、「チャンスがあれば転職」、「将来は独立」と回答した割合の合計は7.2ポイント増加(2012年度18.3%→2022年度25.5%)となり、新入社員の意識が変化したことがうかがえる。
【調査概要】
(1)調査期間:2022年3月30日~4月12日
(2)調査対象:当所 研修センター主催「新入社員ビジネス基礎講座」の受講者1,010名
(3)回答数:967名(回答率95.7%)
(4)調査方法:Webアンケートシステム
【本件担当・問い合わせ先】
東京商工会議所
人材・能力開発部研修センター
担当 内田・和田・長濱
TEL 03-3283-7650
FAX 03-3201-0507
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(東京商工会議所/5月26日発表・同所プレスリリースより転載)