23卒の就活状況、4月時点で約3割が「内定あり」
レバレジーズ株式会社が運営する新卒向け就職エージェント「career ticket (キャリアチケット)」は現在大学4年生で就活中の男女300人を対象に、就職活動に関する実態調査を実施しました。
<調査サマリー>
- 学生の半数以上が、就活に対して「とても不安」と回答
- 4月時点の就活状況、すでに「内定あり」の学生が約3割。変わらず早期化傾向か
- 15.7%が内定辞退を経験、選考中に志望度を上げきれるかが勝負に
1.学生の半数以上が、就活に対して「とても不安」と回答
現在就活中の学生に就活に対して不安があるかを尋ねると、半数以上が強い不安を抱いていることがわかりました。「やや不安」と回答した学生を含めると、8割にものぼります。
不安を感じる内容としては、「志望先の内定を獲得できるかわからない(46.7%)」「面接選考を通過できるかわからない(40%)」といった内定や選考にまつわる不安だけでなく、「就活の進め方がわからない(39.2%)」という回答も多く挙がっています。
これらの要因として、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で就活がオンライン化し、大学のキャリアセンターで話を聞いたり、学内の先輩に相談したりしにくくなったことが考えられます。
2. 4月時点の就活状況、すでに「内定あり」の学生が約3割。変わらず早期化傾向か
2022年4月時点での内定状況は、すでに34%が「内定あり」と回答しています。さらに、現在就活を続けている人のうち3割が本選考に進んでおり、学生も企業も一般的な就活スケジュールよりも早く動き出していることがわかりました。
就活サービス、ナビサイトと並行して「スカウト」「口コミ」「エージェント」を利用か
就活で利用しているサービスとしては、ナビサイトが81%と群を抜いてはいるものの、2位には「スカウトサービス(28.3%)」が挙げられています。この結果から、学生はナビサイトでエントリー先を探しつつ、スカウトサービスを使って自分では探しきれない企業からのオファーを受けるようにしていることがわかります。逆に、マッチングイベントやOB・OG訪問、就活カフェなど、比較的就活の早期に利用されるサービスに関しては、利用している割合が少ない結果となりました。
3.15.7%が内定辞退を経験。選考中に志望度を上げきれるかが勝負に
現在就活を続けている人・就活をすでに終えている人に、これまで内定を辞退したことがあるかを尋ねると、「辞退したことがある」と答えた人の割合は15.7%でした。辞退理由は、「より志望度の高い企業から内定をもらえそうだから(36.2%)」「もともと志望度が高くなかったから(31.9%)」という回答が多くあげられました。
4月時点では内定辞退を経験した学生は2割未満ですが、4月〜6月にかけて就活はピークを迎え、ここからさらに辞退者は増えていくことが予想されます。そのため、企業が早めに内定を出したとしても、学生の志望度が低ければ当然内定辞退を受けてしまいます。
企業は早期に学生と接点を持つことも大切ですが、内定辞退を防ぐために、選考時にいかに学生の入社意向を上げきるか、そして選考後も学生とコミュニケーションを取り続けることが大切です。
<調査概要>
調査対象:2023年に卒業予定の大学4年生
調査年月:2022年4月7日~4月11日
調査方法:インターネット調査
回答者数:300人
調査主体:レバレジーズ株式会社
実査委託先:楽天インサイト株式会社
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(レバレジーズ株式会社 / 5月30日発表・同社プレスリリースより転載)