就職プロセス調査 (2023年卒)2022年5月15日時点 内定状況
就職内定率は65.4%で、引き続き高い水準で推移
5月後半の活動予定から、選考が進み接点を持つ企業数が減っていく様子がうかがえる
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)のより良い就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:栗田 貴祥)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
■約6割の学生が就職活動を継続中
学生は進路を納得して決められるよう、周囲に流されず活動を
5月15日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率(※1)は、65.4%(+6.2ポイント)(※2)と前年に比べ高い水準ではありますが、前年同月差については4月1日時点の+10.0ポイントに比べると、5月1日時点の傾向と同様少し落ち着いた結果となりました。各プロセスの5月の活動実施率・活動実施量について、5月1日~15日までの実績と5月16日~31日の予定を比較すると、実施率は「合同説明会・セミナー」で微増、 「個別企業の説明会・セミナー」「エントリーシートなどの書類提出」「面接選考(最終面接含む)」「最終面接」で増加見込みとなっていますが、実施量は「最終面接」のみ微増見込みとなっており、選考が進み接点を持つ企業数が減ってきている様子がうかがえます。また、就職活動実施率は59.7%(-6.1ポイント)で約6割の学生が活動を継続しています。加えて、就職活動を継続している学生の今後の意向を見ると、「来月以降も就職活動を継続しようと思う」学生は、「まだ決めていない/分からない」学生を含めると、55.8%と半数以上です。活動継続中の内定取得者に限って見ても「今月中に就職活動を終了しようと思う」は2割弱で、多くの学生が就職活動を継続予定です。内定の有無にかかわらず、進路決定に向けて不安な気持ちを抱いている学生も多いと思います。より自分らしい進路を納得して決められるよう、周囲の状況に流されることなく、引き続き就職活動に取り組んでいきましょう。
※1:内々定を含む ※2:( )内数値は前年同月差
調査概要
調査目的:大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法:インターネット調査
集計方法:大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を行っている
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リクルート / 5月24日発表・同社プレスリリースより転載)