2021年度下半期 中途採用動向調査
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)が提供する転職支援サービス『リクルートエージェント』における2021年度下半期(21年10月〜22年3月)の中途採用動向調査の結果を報告します。本サービスをご利用の企業を対象に、21年度下半期の中途採用充足状況および22年度通期の中途採用計画の状況、中途入社者の賃金・処遇の計画などについて調査を実施しました。調査期間は2022年1月20日(木)~2月10日(木)です。以下、11,749社の回答結果の概要をご報告します。
『リクルートエージェント』利用企業11,749社 中途採用の充足状況および採用計画
21年度下半期 採用充足企業は19.2%(未充足80.8%)
22年度の中途採用「増やす」は25.1%、中途入社者の賃金等を「増やす」は15.0%
<TOPIX>
1)21年度下半期の中途採用充足状況
・80.8%が計画に対して未充足。中途採用が充足した企業は20%を下回る
2)22年度通期の中途採用計画(前年度比増減状況)
・前年度比で中途採用計画を増やす企業は25.1%、減らす企業は4.0%
3)22年度中途入社者の賃金・処遇のけいかっく(前年度比増減状況)
・全体の15.0%が賃金・処遇を「増やす」と回答。一方で「減らす」という企業はほ ぼ皆無
1) 21年度下半期の中途採用充足状況
80.8%が採用計画に対して未充足。中途採用が充足した企業は20%を下回る。
回答企業11,749社のうち21年度下半期に中途採用の計画があった企業は90.8%でした。採用計画ありの企業10,669社の中途採用充足状況を見ると、採用充足企業(100%以上)は19.2%という結果でした。採用未充足企業(100%未満)は80.8%であり、採用充足率が50%に満たない企業は全体の53.4%となりました。
2)22 年度通期の中途採用計画(前年度比増減状況)
前年度比で中途採用計画を増やす企業は 25.1%、減らす企業は 4.0%。
今回の調査では、2022 年度通期での中途採用計画について、前年度と比較した状況を確認しました。全体の過半数は前年度と同等水準(5%未満の増減)という結果でした。増減の状況に目を向けると、約 25%は前年度に比べて 5%以上中途採用を増やす計画であることがわかります。一方、中途採用を減らす(減らす+大幅に減らす)と回答した企業の割合は 4.0%でした。
3)22 年度 中途入社者の賃金・処遇の計画(前年度比増減状況)
全体の 15.0%が賃金・処遇を「増やす」と回答。一方で「減らす」という企業はほぼ皆無。
2022 年度の中途採用を進めるにあたって、中途入社者の賃金・処遇をどのように計画しているかを確認しました。まず、前述 2 の 22 年度中途採用計画に比べると、「未定・わからない等」が 32.2%と数値が高く出ていることがわかります。その上で、最も選択率が高い項目は「変わらない(52.5%)」でした。賃金・処遇の増減状況においては、「増やす計(1 割以上の増加+1 割未満の増加)」の割合は全体の 15.0%でした。一方で、「1 割未満の減少」は 0.2%という結果でした。
調査概要
(1) 実施期間:2022 年 1 月 20 日(木)~2 月 10 日(木)
(2) 調査対象:転職支援サービス『リクルートエージェント』をご利用の企業
(3) 集計社数:11,749 社
※調査回答企業のうち、調査結果の統計的利用を許諾し、なおかつ主たる集計対象の設問が未回答
ではない企業のみを集計しています
(4) 調査方法:インターネット調査
(5) 回答企業の業界
IT 通信/インターネット/コンサルティング/サービス・アウトソーシング/マスコミ・広告/医薬・医療・バイオ/化学/人材・教育/外食・店舗型サービス/金融/建設・不動産/公共インフラ・官公庁/消費財・総合商社/電気・電子・機械/物流・運輸/その他
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リクルート/4月27日発表・同社プレスリリースより転載)