2022年3月度の派遣平均時給は1,617円【三大都市圏 募集時平均時給レポート】
求人数は全職種で増加したが、平均時給は3か月連続で前月比マイナスを記録
時給下落要因は、全体平均より時給の低い介護・軽作業系の案件比率増加
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する日本最大級の派遣のお仕事探しサイト『エン派遣』では、サイトに掲載されたすべての職種(※1)の求人情報をエリア別(※1)に集計し、募集時の平均時給分析を行なっています。2022年3月度の集計結果がまとまりましたので、お知らせします。
(※1)『エン派遣』上で分類されている職種、エリア
【概況】
3月度の三大都市圏平均時給は、1,617円。3ヵ月連続で、前月比マイナスを記録。
2022年3月度の三大都市圏平均時給は1,617円、前月比-3円・0.2%減、前年同月比+22円・1.4%増と前月比マイナスを記録しました。各職種で4月入職に向けて求人数が増加傾向でしたが、その中でも需要が堅調な介護系と軽作業系の求人数が特に増加。平均より時給の低い両職種の求人比率が増加したことで、平均時給を下落させています。介護系ではまん延防止等重点措置の解除などを受け、コロナ禍で介護施設の利用を控えていた方が利用を再開。利用者増に伴う人材需要の増加、また来期に向けて派遣スタッフの数を最大化すべく各社が採用を強化しました。その結果、介護系では過去最多の求人数を記録。軽作業系では、教科書の仕分けなど春のイベントに合わせた需要が活況に。 季節需要に加え、ワクチン関連の求人も発生しています。また、オンライン授業の広がりにあわせて、PCのピッキングなど新しい仕事も増加。需要増の時期ですが、軽作業で多く雇用される大学生の卒業シーズンによる人手不足、また他職種でも採用する企業が増えていることからアルバイトなど直雇用の難度は上昇。採用人数を充足させるため、各社が採用を強化しました。
3月度の三大都市圏職種別平均時給は、全職種で前年同月比プラス。
職種別平均時給は、全職種で前年同月比プラスでした。具体的な時給額は「オフィスワーク系」職種が1,585円(前月比+4円・0.3%増、前年同月比+46円・3.0%増)、「営業・販売・サービス系」職種が1,545円(同-8円・0.5%減、同+37円・2.4%増)、「クリエイティブ系」職種が1,965円(同+17円・0.9%増、同+82円・4.4%増)、「IT系」職種が2,341円(同-6円・0.3%減、同+80円・3.5%増)、「技術系」職種が1,977円(同+10円・0.5%増、同+86円・4.5%増)、「医療・介護系」職種が1,373円(同+13円・1.0%増、同+75円・5.8%増)、 「その他」職種が1,256円(同-3円・0.2%減、同+44円・3.6%増)でした。
3月度のエリア別平均時給は、全エリアで前年同月比プラスを記録。
エリア別平均時給は、全エリアで前年同月比プラスを記録。具体的な時給額は、関東エリアは1,694円(前月比-6円・0.4%減、前年同月比+9円・0.6%増)、東海エリアは1,427円(同+2円・0.1%増、同+14円・1.0%増)、関西エリアは1,454円(同-1円・0.1%減、同+20円・1.4%増)でした。
【問い合わせ先】
エン・ジャパン株式会社
広報担当:清水、関、高田
TEL:03-3342-6590 E-mail:en-press@en-japan.com
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社 /4月20日発表・同社プレスリリースより転載)