運動部学生の就職に関する意識調査
運動部学生の就職活動に関する不安は「就職できるかどうか」「競技と就活の両立」。運動部学生が就職活動に有利だと思う割合は約8割
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)が運営するアスリート向けキャリア支援サービス『マイナビアスリートキャリア』は、一般社団法人大学スポーツ協会(所在地:東京都千代田区、会長:福原紀彦、以下 UNIVAS)と共同で、運動部学生の就職に対する意識や、現在の活動状況について調査した「運動部学生の就職に関する意識調査」の結果を発表しました。
《TOPICS》
- 運動部学生の就職活動に関する不安は、「就職できるかどうか」が7割。競技と就職活動の両立に不安を抱える学生も
- 「運動部学生は就職活動に有利」と回答した割合は約8割
- 運動部の活動を通じて身についた強みは「礼儀・挨拶」「コミュニケーション能力」「上下関係の理解」
【調査概要】
運動部学生のうち就職活動経験者・予定者に就職活動に対する不安を聞いたところ、「就職できるかどうか」が最も多く70.3%だった。次いで、「学業や部活動と両立できるかどうか(33.9%)」「スケジュールが過密になり大変になりそう(26.5%)」が続いた。運動部学生の競技活動シーズンについては、「4月~6月」と回答した割合が97%以上と高く、新卒採用広報が解禁される3月から選考が開始される6月までとほぼ重なっている。限られた時間の中で運動部の活動と並行して就職活動を行うため、スケジュールの調整や部活動との両立に不安を抱えている運動部学生が多いようだ。
運動部学生は就職活動に有利かどうか聞いたところ、「有利だと思う」と回答した割合は77.5%だった(「有利だと思う(39.3%)」+「どちらかというと有利だと思う(38.2%)」の合計)。理由としては、「誇れる経験ができている(53.7%)」「自分に自信を持つことができた(32.8%)」など部活動の経験を糧にしているものや、「部活内で情報共有ができる(40.0%)」「OB・OGに相談できる(32.2%)」といった人間関係の強みがあがった。
運動部の活動を通じて身についた強みの上位3位は、「礼儀・挨拶(81.0%)」「コミュニケーション能力(68.9%)」「上下関係の理解(67.7%)」だった。そのほか、「チームワーク(62.4%)」「体力(62.2%)」「忍耐力(62.1%)」も割合が高く、異なる年代・年齢で構成された競技チームにおいて、コミュニケーション方法や振る舞いを身につけている様子が見てとれる。
【調査概要】
調査期間:2022年1月21日~2022年2月20日
調査対象:2022年1月時点でUNIVAS加盟大学および加盟競技団体の運動部学生(学年問わず)
調査方法:WEB入力フォームによる回収
有効回答数:2,076名(内訳:大学1年692名、大学2年620名、大学3年535名、大学4年197名、大学5・6年1名、修士課程6名、短大・専門25名)
※グラフの内訳は端数四捨五入の関係で合計数値と合わない場合があります
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/3月18日発表・同社プレスリリースより転載)