『持続的成長をもたらす戦略人事』(須田敏子・森田充:著)経団連出版より刊行
経団連出版は、須田敏子・森田充:著『持続的成長をもたらす戦略人事――人的資本の構築とサステナビリティ経営の実現』を刊行しました。
・人材のダイバーシティ(多様化)が進まない原因とは
・賃金を上げる人事とは何か
・人材の流動化が進むと、どのような変化が生じるのか
ESG、SDGsへの対応を進める企業が増えているように、サステナビリティ重視の経営環境が急速に進展している。そのようななか、企業と社会の持続的成長を実現する人的資本の構築や、ダイバーシティ&インクルージョンの実現などは重要な対応項目とされ、これらの領域を主管する人事部門にとって、それは喫緊の課題となっている。
賃上げ、ジョブ型への転換に対する関心も高まっている。賃金停滞の原因として、転職の少なさや解雇規制の強さなどを指摘する声はあるが、人材流動化が進むと具体的にどのような変化が起こるのかは、明確になっていない。
そこで本書では、英米のデータをもとに、日本の賃金停滞問題を解決する人事のあり方として、ジョブ型・マーケット型人事(賃金決定)の実態を紹介するとともに、SHRM (Strategic Human Resource Management;戦略人事)研究に基づき、社会と企業の持続的成長を実現する人的資本の構築に関して、その具体的方策を提示する。
■本書の概要
持続的成長をもたらす戦略人事
――人的資本の構築とサステナビリティ経営の実現
著者:須田敏子・森田充
発行:2022年
定価:2,200円(本体2,000円+税)
ISBN:978-4-8185-1937-4
ページ数:184ページ
サイズ:A5判
■目次(一部抜粋)
序章 人事が実現するサステナビリティ経営
1章 国際比較からみた日本型人事の特色
2章 日本型人事の変化-1990年代からの長期トレンド
3章 サステナビリティ重視の世界的潮流-人的資本が経営の重要テーマに
4章 ダイバーシティ&インクルージョンの推進-サステナビリティ経営実現のポイント
5章 人事を取り巻く環境変化-ヒト面での日本国内の変化
6章 賃金を上げる人事とは何か-ジョブ型・マーケット型人事の実態
7章 SHRMから探るサステナビリティ経営実現への道
8章 社会環境と適合する人事戦略の追求-制度派組織論から分析するサステナビリティ環境の普及プロセス
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(一般社団法人 経団連事業サービス / 3月発表)