就職プロセス調査 (2023年卒)「2022年3月1日時点 内定状況」
就職内定率は22.6%、前年同月差は+5.0ポイント。
企業の選考活動開始時期が早まり、例年以上のペースで内定率が推移
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)のよりよい就職・採用のあり方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
情報通信業などで内定取得の増加が目立つ。
前年に比べ辞退時期のピークも前倒しになることが予想される
3月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、22.6%(+5.0ポイント)※2と、3月広報解禁となった2016年卒以降、前月に引き続き過去最高となりました。
内定を得ている業種としては、「情報通信業」が最も高く33.6%(+6.1ポイント)で、前年からの増加幅も最も大きくなっています。
また、従業員規模別で見ると、最も高いのは「1,000人~4,999人」ですが、300人未満規模の企業で前年からの増加が目立ちます。
内定率の増加の一方で、内定辞退率は18.6%(+1.9ポイント)と、例年同水準です。2022年卒の内定辞退率の推移を見ると、4月中の伸び幅が特に大きくなっています。
加えて、『就職白書2022』の企業の「2023年卒の採用プロセス開始予定時期」を見ると、内定出し開始の割合が最も高いのは、2022年卒が4月、2023年卒が3月となっており、内定出し開始のピークが前倒しとなっている様子がうかがえます。
これらのことから、内定辞退・選考辞退が前年と比べ、3月中により多く発生することが予想されます。
内定出し開始のピークは3月ではありますが、今後も企業は選考活動を続けていきます。学生の皆さんは、周りに流されることなく、納得できる進路を自分で選択するための活動が重要です。
自ら情報を取りにいき、企業との対話を重ねることで、自身の考えや仕事の理解を深めていきましょう。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
<調査概要>
調査⽬的| ⼤学⽣・⼤学院⽣における就職活動の実態を把握する
調査⽅法| インターネット調査
集計⽅法| ⼤学⽣については、性別、専攻、所属⼤学の設置主体を基に、実際の⺟集団の構成⽐に近づけるよう、⽂部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を⾏っている
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リクルート/3月10日発表・同社プレスリリースより転載)