SDGsの認知度は77.5% 取り組み実施中の企業は29.4% 74.1%がSDGs推進企業に転職したいと回答
総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、全国の転職希望者320人を対象に、「SDGs(Sustainable Development Goals)」についてアンケート調査を行いました。
<調査結果詳細(一部抜粋)>
■SDGsを知っている人は77.5% 全く知らない人は8.4%のみ
「SDGs」がどのように捉えられているのか、全国の20代~40代の男女に調査を行いました。
「SDGs」について知っているか聞いたところ、「詳しく知っている」が23.8%、「少し知っている」が53.7%と知っている人が77.5%という結果になりました。「名前だけ聞いたことがある」が14.1%、「全く知らない」が8.4%のみなので、大多数の人に認知されていることがわかりました。
■脱炭素、CO2削減など、SDGs推進に繋がる取り組みを実施している企業は29.4%
現在勤務中もしくは、直近まで勤務していた企業で、SDGsの推進に繋がる取り組みをしているか聞いたところ、「はい」が29.4%、「いいえ」が44.1%、「わからない」が26.6%という結果になりました。
具体的な取り組み内容を聞いたところ、「脱炭素化と合わせた環境にやさしい企業づくり」(40代・男性・企画)、「CO2排出削減」(20代・女性・運輸)、「消費電力の低減化を目指した製品の開発」(40代・男性・クリエイター)」など、環境保全にまつわる回答が目立ちました。ほかには、「女性の管理職採用」(40代・男性・企画)、「認知症カフェや在宅医療の推進、サポート」(40代・女性・管理)、「海外エンジニアを活用したグローバルな活躍支援」(30代・男性・営業)など、さまざまな分野においてSDGsの推進に繋がる取り組みがなされていることがわかりました。その一方で、「何かやってるのは知っているが、詳しくは知らない」(20代・男性・接客販売)という回答もあり、取り組みを実施していても社員に浸透していないケースも一定数あることがわかりました。
■SDGsの推進に力を入れている企業に転職したい人は74.1%
SDGsの推進に力を入れている企業に転職したいか聞いたところ、「とても思う」が27.2%、「やや思う」が46.9%と、転職したい人が74.1%と、「あまり思わない」(17.2%)、「まったく思わない」(8.8%)を圧倒しました。「SDGsはあらゆる差別の撤廃や雇用問題や労働問題の改善なども組み込んでいるため、それに本気で取り組んでいるなら、働きやすく、ハラスメントなどの少ない会社だと考えられる」(20代・男性・ヘルプデスク)、「社会的貢献度の高さと会社の良さは比例していると、現職で実感している」(40代・女性・管理)など、SDGsという社会問題に向き合う企業は顧客や雇用者も大切にすると考える人が多くいることがわかりました。企業が利益の追求にとどまらず、社会的責務を果たそうとしているかどうかは、企業選びの基準のひとつとなっています。一方、転職したいと思わない理由としては、「まだよく理解できていないため」(40代・男性・営業)など、SDGs自体がよくわからないから、企業選びの基準にはならないという意見が多数挙がりました。今後、SDGsがさらに浸透していけば、企業の評価基準としてSDGsを挙げる人が増えるかもしれません。
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(株式会社ワークポート / 12月22日発表・同社プレスリリースより転載)