仕事探しに関するアンケート調査
応募企業からの初回連絡が来るまで待てる期間「3日以内」が60.7%
応募者が想定している応募から内定が出るまでの期間は「1週間以内」が63.7%
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2021年8月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
■調査結果
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は44.0%
【新型コロナウイルス感染症拡大前後で仕事を選ぶ際の条件等は変わったか】
「何らかの条件を変更した」35.1%、「条件・待遇は特に変えていない」64.9%
【企業からの折り返し連絡が待てる期間】
企業からの折り返し連絡が待てる期間「3日以内」が60.7%
【応募から内定が出るまでの想定期間】
応募から内定までの期間「1週間以内」を想定する人は63.7%
■調査概要
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2021年8月1日~8月31日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年8月2日~9月5日
有効回答:427名
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合があります
※本ニュースリリースは調査全文の一部を抜粋しているため、調査全文をご希望の際は、下記広報担当へお問い合わせいただくか、下記のウェブサイトからダウンロードしてください。
■調査結果の詳細
【回答者プロフィール】
希望する雇用形態
正社員:26.5%、パートまたはアルバイト:54.1%、契約社員または委託社員:6.3%、
派遣社員:7.0%、その他:6.1%
性別
男性:41.0%、女性:59.0%
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は44.0%
求人に応募した人に、今回仕事探しをしている理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」は関連しているかをきいた。全体で44.0%が「はい」と回答し、4割超の回答者が新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしていたことがわかった。2020年4月以降徐々に割合は減少してきているが、今年度で最も高くなった。
希望雇用形態別に影響の有無をみると、「はい」は「正社員」では44.2%となり、全体数値とあまり変わらなかった。「派遣社員」では53.3%となり、半数以上が感染症の影響で仕事探しをしていることがわかった。
【新型コロナウイルス感染症拡大前後で仕事を選ぶ際の条件等は変わったか】
「何らかの条件を変更した」35.1%、「条件・待遇は特に変えていない」64.9%
求人に応募した人に、新型コロナウイルス感染症拡大の前後で仕事を選ぶ際の条件等は変わったかをきいた。全体では「何らかの条件を変更した」35.1%、「条件・待遇は特に変えていない」64.9%となり、コロナ禍においても仕事探しの軸を変えない人が6割超となった。
「何らかの条件を変更した」人の状況を見ると、最も多かったのは「希望する仕事内容・職種を変えた」で11.9%、次いで「活動量を変えた」で10.8%、 「勤務環境の条件を変えた」が8.9%となった。自由意見では、今の仕事が希望のシフトほど入れないため、不足分を補うために活動しているという声がいくつかあった。
「条件・待遇は特に変えていない」について、今回仕事探しをしている理由に新型コロナウイルス感染症の影響がある人とない人を比較した。「感染症影響あり(『はい』と回答/以下同)」の人は、「条件・待遇は特に変えていない」割合が48.4%で、「感染症影響なし(『いいえ』と回答/以下同)」(77.8%)より29.4pt低くなっており、半数近くが注目する条件・待遇を見直したと回答した。
自由意見(希望雇用形態/性別/年代)
・出張ありの現職から、無さそうな職種に変えた。景気の上下にあまり左右されない業界に変えた。(正社員/女性/40代)
・医療事務や薬局事務を希望していますが、なかなか採用されないので、一般事務も検討し始めました。(パートまたはアルバイト/女性/40代)
・移動距離が短い(自宅近郊)ところで探すようになった。正社員希望だが、勤務地優先で正社員でなくても応募している。(正社員/女性/40代)
・希望する職種での募集はシフトが希望ほど多くなく、週4で1日4~5時間しか入れない。(パートまたはアルバイト/女性/50代)
・派遣で働くには、条件が変わってきている。特に介護系は、難しくなって希望の時間帯に入れないため違う職種も考えた。(パートまたはアルバイト/女性/50代)
・ 65才まで公務員をしていたので何が自分に出来るかわからないので何でも挑戦したいと思います。(派遣社員/男性/60代)
【企業からの折り返し連絡が待てる期間】
企業からの折り返し連絡が待てる期間「3日以内」が60.7%
求人に応募した人に、応募企業から初回の連絡がくるまでどのくらいの期間待っていられるかをきいた。全体で最も多かったのは「3日」の28.6%、次いで「2日」の19.9%、「5日」の13.3%となった。3日以内と回答した割合は6割を超えた。一方で「4日」は3.0%と他の日数より極端に少数だった。
希望雇用形態別にみると、非正規雇用計(パートまたはアルバイト、契約社員または嘱託社員、派遣社員の計)では3日以内の割合が正社員より多くなっている。
感染症の影響の有無別にみると、「1週間以上」を選んだ割合に5ptの差があり、「感染症影響なし」の人の方が長期間応答を待っている割合が多い。
年代別にみると、「30代以下」では「6日」が18.8%、「1週間以上」が14.1%で、他の年代よりも高かった。「40代」では3日以内を選択する人が約7割で、急ぎ応答を待っている人が多い。「50代」では「1日」を選んだ人が17.2%で、他の年代と比べると多いが、日数の偏りはあまりみられない。
【応募から内定が出るまでの想定期間】
応募から内定までの期間「1週間以内」を想定する人は63.7%
求人に応募した人に、応募から内定がもらえるまでの期間はどのくらいを想定しているのかをきいた。
全体では、「4日~1週間以内」が45.4%と約半数となり、次いで「1週間超~2週間以内」の26.5%、「3日以内」の18.3%となった。応募から1週間後には内定が出ていると想定している人が6割超となった。
希望雇用形態別にみると、「非正規雇用計」では半数を超える52.1%が「4日~1週間以内」と回答した。2週間以上かかると見込んでいる人は少なく、「2週間超~1ヵ月以内」「1ヵ月以上~2ヵ月以内」「2ヵ月を超える」を合わせても5.5%だった。
感染症の影響の有無別では、大きな差はみられなかったものの、「感染症影響あり」の方がより短い期間を想定しているようで、「2ヵ月を超える」想定をしている人はいなかった。
年代別にみると、「60代以上」では「3日以内」と回答した人が22.5%で、他の年代より短い期間で内定を得ると想定している割合が多い。2週間を超える想定をしている人は少なく、5.8%だった。50代以下をみると、1ヵ月以内に内定を得る想定をしている割合は約9割で同程度となった。
<調査・分析担当者のコメント>
8月の調査結果では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしている人は44.0%となり、今年度に入って最も高くなりました。感染者急増と、感染拡大防止策による影響が表れているようです。
今回の調査では、応募企業からの折り返し連絡が待てる期間をきいています。全体で最も多かったのは「3日」の28.6%で、3日以内と回答した割合は6割を超えました。また、応募から内定が出るまでの想定期間もきいています。特に非正規雇用を希望する人では1週間以内を想定している人が半数以上でした。応募があった後の機会損失回避として参考になれば幸いです。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アイデム/9月29日発表・同社プレスリリースより転載)