「2021年 夏のボーナス実態調査」を実施
キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関『Job総研』を運営する株式会社ライボ(本社:東京都渋谷区 代表取締役:小谷匠 以下「ライボ」)は、418人の社会人を対象に「2021夏のボーナス実態調査」を実施しました。今夏のボーナス支給について半数以上が「支給あり」と回答する中、昨年と比較した平均支給額が減少しており、その半数以上がコロナ禍の影響を受けているという結果になりました。
【調査概要】
調査対象者 :全国 / 男女 / 20~69歳
調査条件 :1年以内~10年以上勤務している社会人
20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間 :2021年7月9日~7月16日
サンプル数 :418
調査方法 :インターネット調査
【TOPICS】
・今夏ボーナスは全体の65.6%が「支給あり」と回答
・昨夏ボーナス平均支給額と比較して今夏は減少している
・今夏ボーナスの支給について半数以上がコロナ禍の影響を受けていると回答
・65.8%がコロナ禍の影響で今夏ボーナスの支給が廃止になったと回答
・今後のコロナ禍による影響を懸念するコメント多数
【前年比ボーナス額が減少】
全体の65.6%が今夏ボーナス「支給あり」と回答し、その中でもメーカー勤務34.4%、IT関連企業15.0%と、他業界より「支給あり」の回答が目立つ結果になりました。また、昨夏と今夏のボーナス額について具体的金額の回答集計の結果、昨夏87.2万円、今夏81.3万円となり昨夏ボーナス支給額より6万円減少した回答結果となりました。
【コロナ禍で約7割が今夏からボーナス廃止】
今夏のボーナス支給とコロナ禍の影響については、大きく影響した27.5%、少し影響した26.6%と半数以上が大なり小なりコロナ禍の影響を受けていると回答しました。また、今夏ボーナスの支給がなかった方の中で、昨夏ボーナスの支給があった方は65.8%で、今年になってコロナ禍の影響を受けて支給廃止になっている回答結果になりました。
【今夏ボーナスに過半数が納得】
全体を通して今夏ボーナス支給についての納得度は、納得できる28.2%、やや納得25.8%で全体の過半数を上回る54.0%が納得したと回答し、納得できない19.6%、あまり納得できない26.4%で合算した46%が納得できなかったと回答しました。「コロナ禍が影響したことから、ボーナス支給の廃止や減額にも納得した」など、コロナ禍の影響に対するコメントも多かった背景から、ボーナス支給の有無に関わらず納得度が過半数を上回ったとみられます。
【回答者自由記述コメントまとめ】
・会社の事業自体がコロナ禍の影響を受けて厳しい中でのボーナス支給はありがたかったけどこの先が不安。
・コロナ禍でリストラはあったが、その分残ったスタッフの給料、賞与は手厚くなった。
・コロナで影響を受けているので夏ボーナスの支給廃止は仕方がない。
・ボーナス水準は、業績が悪い中でもまずます維持されたが、コロナ禍で残業規制が厳しく年収は減少した。
【調査まとめ】
今回実施した「2021夏のボーナス実態調査」では、全体的にコロナの影響があったという回答が目立ち、昨夏ボーナス支給額と比較すると、約7割がボーナス支給廃止と回答し、平均支給額も6万円減少という結果になりましたが、6割が納得と回答する結果になりました。
また、上記以外の自由記述でも多くのコメントがあり、ボーナスや年収にコロナが影響していることがわかるコメントが目立ち、今後のコロナ禍による社会情勢の変化やそれに対する身の振り方への懸念など、自身のキャリアについて不安視するコメントが多数寄せられました。
ライボでは今後も就職・転職・働き方などに関連する様々な調査を実施し、リアルで透明度の高い情報を発信することで個が活躍する社会の実現を目指してまいります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ライボ / 7月26日発表・同社プレスリリースより転載)