リアルとバーチャル双方の働き方を融合したハイブリッドワークの実証を開始
~イノベーション創発を担保するニューノーマル時代の働き方を創る~
NECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役執行役員社長:牛島祐之、東証:1973 NESIC、以下 NECネッツエスアイ)はこのたび、イノベーション創発を目的とするニューノーマル時代の働き方のコンセプトを決定し、同コンセプトを体現するハイブリッドワークの実証を開始します。
新型コロナウイルスの感染拡大を経てテレワークが普及した結果、企業では業務効率化が進み、生産性が向上しました。しかし、企業で働く個々人に目を向けると、コミュニケーションや働き方に対する不安の増大など、テレワークの長期化に伴う様々な歪みが顕在化し始めています。これらの歪みは企業成長の根幹をなす人材育成やイノベーション創出力にも影響するもので、近い将来、多くの企業にとっての重大な経営課題となることが予想されます。こうした中、新型コロナウイルスのワクチン接種の進展も相まって、アフターコロナにおける働き方は世界的な関心事となっています。
当社は2007年から「働き方改革」に向き合い、自社実践とお客さまとの共創を通して常に時代の一歩先を行く働き方の実現に努めてきました。このたび当社が提案する新たな働き方のコンセプトは、お客さまが抱える課題が単なる働き方の問題ではなく、企業経営の根幹を左右するものであるとの認識のもと、当社のノウハウの活用によりテレワークとオフィスワークを融合し、企業成長の根幹となる日常的なイノベーション創発の実現を目指すもので、以下の要素により構成されます。
- 企業内コミュニティのあり方を変革し、人材成長促進の仕組みを構築する
- 同じ目的・課題を持つ人々が組織間・企業間の壁を超えてチーム形成できる仕組みを構築する
- デジタルとリアルを高度に融合し、イノベーションを起こす共創空間を創る
このコンセプトを具現化するために、当社は以下の実証に取り組みます。
(1)若手社員育成のサポート
若手社員を起点としたテレワーク上の課題を構造化し、ハイブリッド環境に構築した若手育成サポートの仕組みの実効性を実証
(2)組織横断チームの支援
東名阪にまたがる営業部隊で組織横断チームを構成し、ハイブリッド環境での情報流通の活性化とそれによる事業貢献拡大・新規活動創発を実証
(3)One Globe Office
組織・企業・国境を越えてグローバルでつながる疑似的なオフィスを構築し、共創によるスピード感あるイノベーション創発を実証
(4)お客さまとの共創空間「バーチャル共創ラボ」
人と場所、デジタルを融合した共創ディスカッションエリアを設置し、リアルオフィス以上の価値創出の可能性をお客さまと共に実証
(5)日本橋イノベーションベースオフィス実証
オフィスワーカーとテレワーカーのチーム活動を支援する最適な環境を、インフラ・デバイス・ソフトウェア・施策など様々な視点で検証
なお、これらの実証は、当社の重要パートナーであるKloudspot社が先般サービス提供を開始したハイブリッドソリューション「KloudHybrid(クラウドハイブリッド)」を活用して行います。併せて、これらの実証を通じて得た知見をもとに、Kloudspot社とともに「KloudHybrid」の新機能開発を進めていきます。
NECネッツエスアイは、新たな働き方の提案を通じてお客さまのレジリエンス向上と持続的成長に寄与することが当社の社会的責任であると考え、お客さまとともにこれらの実証を進めていきます。当社は今後、これらのオフィス実証に加え、ハイブリッドワークを支援するツールやソリューションの開発・実証を加速し、実証成果を順次、市場に投入していきます。
<本件に関するお客様からの問い合わせ先>
ビジネスデザイン統括本部 ビジネスデザイン戦略本部
E-Mail:si-cafe@dm.nesic.com
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(NECネッツエスアイ株式会社/7月20日発表・同社プレスリリースより転載)