職場内の感染対策に関する意識調査~約6割が職場のコロナ感染に「不安」
長引くコロナ禍で、約7割が感染対策へのストレスを実感 半数以上が職場の人が対策をしていないことに不安と不満
エステー株式会社は、長期化するコロナ禍での職場における感染対策への意識や課題について明らかにするべく、20歳~59歳までの有職者481名を対象にインターネット調査を実施しました。
「職場内で、コロナ感染に対する不安を感じますか?」という質問に対し、「とても不安に感じる」(19.8%)、「やや不安に感じる」(41.2%)を合わせて、61%の人が、勤務中におけるコロナ感染に不安を感じていることが分かりました。調査の結果、約6割が職場内での「新型コロナウイルス(以下コロナ)感染」や「感染対策」に関して、「不安がある」と回答しました。「感染対策」に不安を感じる場所の上位には、「手すりやドアノブ」(40.1%)、「トイレ内の手洗い場や蛇口」(39.9%)、「食堂や共有の食事スペース」(36.4%)が挙げられました。
自分自身で職場で何らかの感染対策を実施している人は約9割いましたが、このうち約7割が、こうした感染対策を継続することにストレスを感じていることも明らかになりました。また、職場の人が感染対策を実践していないことに不安や不満を感じることがある人は約6割いることも判明しました。コロナ禍が長期間続くことで、多くの人が「感染対策疲れ」や「周囲への不安・不満」を感じながら働いている実態が浮き彫りになりました。
当社は、昨年8月に除菌・ウイルス除去効果が約1カ月間持続する業務用除菌剤「Dr.CLEAN⁺」を発売し、日々の除菌作業の負担を軽減し、働く現場をサポートする活動を推進しています。
この度、本調査で浮き彫りになった職場における感染対策の課題に対し、無理なく継続できる効率的な衛生対策をまとめた「ニューノーマル第2章 オフィスの衛生対策はルールから思いやりへ」を制作し、当社ホームページなどで公開しました。1人ひとりが前向きで持続可能な「衛生対策」に取り組めるようサポートしていく考えです。
【調査概要】
調査内容:職場内の感染対策に関する意識調査
調査期間:2021年6月
調査対象:20歳~59歳の有職者481名(週に3日以上出社している人)
調査方法:インターネット調査
職場内で「コロナ感染」の不安を感じている人は約6割
「職場内で、コロナ感染に対する不安を感じますか?」という質問に対し、「とても不安に感じる」(19.8%)、「やや不安に感じる」(41.2%)を合わせて、61%の人が、勤務中におけるコロナ感染に不安を感じていることが分かりました。
職場の「感染対策」に不安も約6割
不安な場所1位は「手すりやドアノブ」、2位は「トイレ内の手洗い場や蛇口」
「職場内の感染対策に対して不安はありますか」の質問に対しては、「とても不安がある」(14.3%)、「やや不安がある」(45.9%)を合わせて、60.2%の人が「不安がある」と回答しました。
さらに、感染対策に不安に感じている場所について質問したところ、最も多かった場所は、「手すりやドアノブ」で、次いで「トイレ内の手洗い場や蛇口」、「食堂や共有の食事スペース」という結果となり、不特定多数の人が直接手を触れる場所や、食事する場所への「感染対策」に不安を感じていることが分かりました。
自分自身で行っている職場の感染対策
出社時の手指消毒、手洗いとも約5割、一方で使用後の会議室などの除菌はわずか2割
自分自身で行っている職場内での感染対策について質問したところ、日中や出社時の「手指消毒」や「手洗い」を実施している人は、それぞれ約5割程度でした。一方で、除菌作業については、「自分の机の除菌・消毒作業」が30.1%、「使用後の会議室や共有スペースの除菌」はさらに少ない17.7%にとどまりました。
2人に1人が自分自身の手指消毒や手洗いをしっかりと行う一方、密になりやすい会議室や不特定多数が利用する共有スペース等の除菌対策には関心も低く、除菌作業を行う習慣が低いことが分かりました。
半数以上は「自分の感染対策が万全ではない」と回答
感染対策を継続することに「ストレスを感じる」は約7割
職場における感染対策への意識について調査するため、「自身の感染対策について万全だと思いますか」と質問したところ、「全く思わない」(9.8%)、「あまり思わない」(41.6%)と合わせて51.4%という結果になりました。半数以上が、職場で行っている自身の感染対策について不十分だと感じていることが明らかになりました。
また、職場で何らかの感染対策を実施している人に対し、感染対策を継続していることにストレスを感じているかどうか聞いたところ、「とても感じている」が22.0%、「やや感じている」が47.8%という結果になり、合わせて69.8%の人がコロナ禍が長引くことで「感染対策疲れ」を感じている実態も明らかになりました。
半数以上が、「周囲からのプレッシャー」「職場の人への不安や不満」を実感
何らかの感染対策を実施していると回答した人に、さらに「感染対策に対する周囲からのプレッシャーを感じますか」と質問したところ、「とても感じている」(14.1%)、「やや感じている」(41.7%)を合わせて55.8%の人がプレッシャーを感じていることも判明し、こうした周囲からのプレッシャーもストレスの原因の1つになっていることがうかがえる結果となりました。
一方、周囲の感染対策に対する不安や不満といった思いについて調査したところ、職場の人が感染対策を実践していないことに不安や不満を感じることが「よくある」(12.3%)、「時々ある」(44.7%)を合わせて57%という結果になりました。周囲の人が感染対策をきちんとできているかどうかも心配の種になっていることが分かりました。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エステー株式会社/7月5日発表・同社プレスリリースより転載)