【内定者意識調査】77.2%の内定者が入社に向けて不安を抱えていることが判明
【内定者意識調査】77.2%の内定者が入社に向けて不安を抱えていることが判明 最もほしいサポートは「人間関係構築」の機会
コロナ世代の内定者1,004人にアンケート
累計13,000社260万人以上に人材育成サービスを提供する株式会社ラーニングエージェンシー(旧トーマツ イノベーション株式会社、本社 東京都千代田区、代表取締役社長 眞崎大輔)は、 2020年10月15日~11月25日の期間、 2021年度入社予定の内定者1,004人を対象に「内定者意識調査」を実施しました。コロナ禍で内定期間を過ごした今年の内定者が「どのような気持ち」で、「どのようなサポートを会社に求めているか」をまとめました。
<背景>
今年、厚生労働省と文部科学省が共同で行った調査によると、 10月1日時点での大学生の就職内定率は69.8%と前年同時期よりも7.0ポイント低い結果となりました。近年売り手市場と言われていた採用状況に変化があった背景には、新型コロナウイルス感染症の拡大が大きく影響していると推測されます。採用活動の状況を見ても、これまでと違った動きをする企業も多く、就活生には例年と異なる苦労や影響があったのではないでしょうか。そういった不安定な状況で就職活動を乗り越えた今年の内定者の実態を明らかにすべく、意識調査を実施しました。
<調査結果の概要>
1. 入社前の心情は、 77.2%の内定者が「不安、心配な気持ち」と回答
「嬉しさ、楽しみな気持ち」「期待感」は5割にとどまる
これから社会人になるにあたってどのような気持ちが強いかを複数回答(最大3個まで)で尋ねたところ、「不安、心配な気持ち(77.2%)」が最多となりました。 2位以降はそこから約20ポイント差で「嬉しさ、楽しみな気持ち(54.3%)」「期待感(53.1%)」が選ばれるもどちらも半数強にとどまり、不安な気持ちが群を抜いて多いことがわかりました
2. 6割以上の内定者が「自身の能力」に不安を抱えている
「職場のメンバーとうまくやっていけるか」も5割が不安と回答
次に、入社に向けて不安を感じていることを複数回答で尋ねると、「自分の能力で仕事についていけるか(69.2%)」「しっかりと成果を出せるか(60.3%)」の順で多く、自分の能力に不安を感じている内定者が6割を超える結果となりました。また、約半数が「職場のメンバーとうまくやっていけるか(49.4%)」を選択しており、人間関係にも不安があることがわかりました
3. 内定期間中に求めるサポートは、「人間関係を築く機会」「入社後に必要な知識・スキル」の二軸
不安の払しょくを求めている
内定期間中に会社から受けたいサポートについては、 4項目に回答が集中しました。大きく二軸に分かれ、「先輩社員との人間関係を築く機会がほしい(59.1%)」「他の内定者との人間関係を築く機会がほしい(55.7%)」といった人間関係構築の機会と、「マナーや仕事の進め方など、社会人としての基礎を教えてほしい(51.2%)」「業界の専門知識や専門スキルを教えてほしい(50.5%)」といった知識・スキル習得に関するサポートが求められていることがわかりました。これらは、前問の入社に向けての不安(自身の能力、人間関係に対する不安)とリンクする結果となっています
<調査概要>
調査対象者 当社が提供する内定者向け研修の受講者(2021年卒業予定)
調査時期 2020年10月15日~2020年11月25日
調査方法 Web・マークシート記入式でのアンケート調査
サンプル数 1,004人
属性 所属企業の従業員数規模
1.100人以下:25.9%(260人)
2.101~300人:44.9%(451人)
3.301人以上: 28.6%(287人)
4.不明(未記入):0.6%(6人)
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ラーニングエージェンシー / 12月15日発表・同社プレスリリースより転載)