doda 転職求人倍率レポート(2020年8月)
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2020年8月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2020年8月の概況
2020年8月の転職求人倍率は、前月比+0.04ポイントの1.65倍となりました。求人数は前月比94.1%、前年同月比65.0%となりました。転職希望者数は前月比91.9%、前年同月比109.8%でした。
業種別では、すべての業種で求人数が減少しました。求人の減少率が最も低かったのは、「IT・通信」(前月比97.3%)、次いで「小売・外食」(前月比96.0%)となりました。職種別でも、11職種すべてで求人数が減少しました。求人の減少率が最も低かったのは、「技術系(メディカル)」(前月比98.2%)、次いで「技術系(化学・食品)」(前月比97.4%)、「クリエイティブ系」(前月比97.4%)でした。
■解説 ~求人数は引き続き減少。年末にかけて求人倍率は低下見込み~
8月は求人数・転職希望者数ともに前月比で減少しましたが、転職希望者数の減少幅が求人数のそれを上回ったため、求人倍率は上昇しました。例年7月から8月にかけて転職活動をする人が減少する傾向にありますが、今年は新型コロナウイルスの影響により外出を控える人が多く、在宅時間が増加したため、例年ほどの減少ではありませんでした。
9月以降も、新型コロナウイルスの影響により、引き続き採用計画の見直しや自社内の雇用調整を進める企業が増えることが予想されます。一方で、中国の景気が徐々に回復していることを背景に、自動車業界や半導体業界などでは、採用活動を再開する企業も増えています。転職希望者数は年内の退職に向けて増加することが予想されるため、求人倍率は年末にかけて低下する見込みです。(doda編集長 喜多 恭子)
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(パーソルキャリア株式会社 / 9月17日発表・同社プレスリリースより転載)