人事担当者対象/若手社員のテレワークに関する調査
株式会社学情(本社:東京都中央区・大阪市北区/代表取締役社長:中井清和)は、新型コロナウイルスの影響で、テレワークが実施・推奨されていることを受け、「若手社員のテレワーク実施」に関して、人事担当者向けのアンケートを実施しました。「若手社員のテレワーク実施」で課題になった点は、「モチベーションの状態がつかみにくい」が最多。直接コミュニケーションを取る機会がない中で、若手社員の状態をどのように把握するかに課題を感じている企業が多いことが分かります。在宅勤務・テレワークの際に、若手社員に求めるスキルは「進捗管理などの自己管理スキル」の回答が最も多く、次いで「自分から働きかけるスキル」となっています。今後テレワークの導入が加速・定着した場合、若手社員に「自律」と「自主性」がより一層求められると想定されます。
【TOPICS】
(1)テレワークで若手社員に期待するスキルは「自己管理スキル」「自分から働きかけるスキル」
在宅勤務・テレワークの際に、若手社員に期待するスキルは「進捗管理などの自己管理スキル」が最多で54.8%、次いで「自分から働きかけるスキル」50.2%となりました。オフィスで仕事をする際は、様子を見て上司や先輩から声をかけることができますが、在宅勤務・テレワークでは上司や先輩から声をかける機会はなかなかなく、本人から仕事の進捗や進め方に関する報連相がなければ、状況を把握することができません。受け身の姿勢では仕事を進めることができないため、自身で進捗を管理する「自律」と、質問や相談がある際に自分から働きかける「自主性」が求められていると推察されます。
(2)若手社員のテレワーク実施で課題となった点は「モチベーションの状態がつかみにくい」
若手社員の在宅勤務・テレワーク実施で課題になった点は「モチベーションの状態をつかみにくい」が最多で63.7%、次いで「報連相などのコミュニケーション不足」48.6%、「作業の進捗状況や成果の把握が難しい」が45.4%となりました。顔を合わせてコミュニケーションを取る機会がない中で、若手社員の状態をどのように把握するかに課題を感じている企業が多いことが分かります。
(3)若手社員のテレワーク実施で良かった点は「オンラインツールへの順応が早い」
若手社員の在宅勤務・テレワーク実施で良かった点は「オンラインツールの順応が早い」が最も多く、54.4%となりました。若手は、コミュニケーションツールなどを抵抗なく使えていることが分かります。2番目以降の項目は、「残業の削減」37.1%、「業務へ集中力の向上」26.2%、「生産性の向上」18.1%と続き、在宅勤務・テレワークの実施が「効率化」につながっていることが伺えます。
■調査概要
・対象:全国の企業
・調査期間:2020年7月3日~7月10日
・有効回答数:326件
・調査方法:企業および団体にWebアンケートを実施
・属性内訳:
上場企業45社/非上場企業281社
従業員数~99名72社/100~299名85社/300~999名87社/1000名以上82社
・回答企業の在宅勤務・テレワーク導入状況
以前から導入している 17.5%
新型コロナウイルス対策として導入した 59.5%
導入検討中 4.3%
導入予定はない 18.7%
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情 / 7月16日発表・同社プレスリリースより転載)