新型コロナ禍におけるキャリア・転職意識調査
7割が「キャリア・転職への意識が変化」
日本最大級のグローバル人材に特化した人材紹介会社 エンワールド・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:ヴィジェイ・ディオール)は、 新型コロナ禍における「キャリア・転職」の意識変化についてアンケートを実施し、エンワールド・ジャパンのサービス登録者4,636名から回答を得ました。
【調査結果 概要】
- 7割が「キャリアや転職についての意識が変化した」と回答
- 「キャリア・転職への意識が変化した」と回答した方のうち、半数が「リモートワークが中心となる新しい働き方を希望」
- 「キャリア・転職への意識が変化した」と回答した方のうち、6割が「今後のキャリアを検討するための情報収集」を開始
- スキルアップのための勉強、第1位は「英語」、第2位は「プログラミング」
- 転職活動をしている方のうち、 2割が「新型コロナウイルス感染症流行後に転職活動を始めた」と回答。
- 新型コロナ流行開始後に転職活動を開始した方の理由、70%は「自発的」、24%は「会社都合」
外資系企業は「会社都合」が日系企業の2.5倍
- 新型コロナ流行開始後に『転職活動の検討を停止した人』、7割は「事態が収束するまで様子を見たい」
- 転職を希望している人の7割が「6カ月以内」に転職を希望。うち4割は「良い仕事が見つかればすぐにでも」
【結果解説】
エンワールド・ジャパン 代表取締役社長 ヴィジェイ・ディオール(Vijay Deol)
新型コロナウイルス感染症の流行は、私たちの生活のあらゆる面に影響を与えており、キャリアや転職も例外ではありません。健康と安全、雇用の安定、働き方、経済全般に関する懸念が、転職希望者の行動に影響を与えています。人々は今もなお自分のキャリアについて考えており、多くの人々が短期的に転職をしようとしていますが、動機と優先順位は変化しています。
現在の職場での雇用の安定を不安視し、より安定した企業への転職を希望する人がいる一方で、市場の不確実性が高く、転職を躊躇する人もいます。また、従業員のエンゲージメントや働き方の変化も注目されています。従業員の健康と安全を優先している企業は従業員のエンゲージメントが高まる可能性が高く、十分でない企業はエンゲージメントが低下すると考えられます。
さらに、特にリモートワークやフレックスタイムなどの柔軟な労働環境は、転職希望者が新しい会社を選ぶ際に非常に重要な優先事項です。 経済が更なる発展をとげ最終的に景気は回復しますが、日本の労働力不足は今後も継続し、人材獲得競争は続いていくと思われます。ポストコロナの世界において、企業が優秀な人材の獲得に成功するためには、転職希望者の想いや優先順位の変化に対応し、健康と安全、雇用の安定、労働環境と労働の柔軟性などをより慎重に考慮する必要があるでしょう。
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(エンワールド・ジャパン株式会社 / 5月28日発表・同社プレスリリースより転載)