インターンシップに関する調査~キャリタス就活2021 学生モニター調査結果(2020年3月)
株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:新留正朗)は、2021年3月卒業予定の大学生(理系は大学院修士課程含む)を対象に、インターンシップについての考えを尋ねました。インターンシップへの参加した学生の意識や満足度はどうだったのか。また、就職意向への影響など参加したインターンシップの内容や感想、参加企業への就職志望度などを調査しました(調査期間:2020年3月6日~16日、回答数794人)。
<調査結果詳細(一部抜粋)>
■ 参加したインターンシップの内容
参加時期を見ると、前年調査に引き続き3年生(修士1年生)の「8月」が最も多い(23.8%)。次に多いのは「2月」だが、割合はやや下がった(21.3%→19.6%)。代わりに「9月」が大きく増加したのが目立つ(13.7%→17.7%)。早い時期の参加が増え、前倒しの傾向が見て取れる。
参加日数は「1日」が最も多く、前年より割合が増えている(37.7%→38.0%)。「半日」の割合も増え(24.0%→26.3%)、1日以内の短期プログラムへの参加が今年も 6割強を占める(計64.3%)。
プログラム内容を見ると、「講義・座学」「グループワーク」が 8割近くに上り(それぞれ 79.7%、76.0%)、大半のインターンシップで行われていることがわかる。「仕事体験」を伴うものは 27.3%で、依然としてかなり限られるのが現状だ。
■ インターンシップ先を探す際に重視した点
インターンシップ先を探す際の条件として項目を示し、それぞれ重視した度合いを尋ねた。
「とても重視した」という回答が最も多いのは「学業に支障が出ないこと」。半数近くが選び(47.9%)、学業との両立が多くの学生にとっていかに重要視されているかがわかる。
「とても重視した」と「やや重視した」を合計してみると、最も多いのは「プログラム内容の詳細が記載されていること」で、8割を超える(計82.2%)。内容が曖昧なインターンシップを敬遠する学生が少なくないことが読み取れる。ここに「実践的な仕事を経験できること」(計67.3%)が続くが、仕事体験を伴う実践的なプログラムは現状ではかなり少ないのが実態だ。
「本選考での優遇が期待できること」までが、重視する学生の割合が半数を超えている(計57.1%)。
■ インターンシップの満足状況
インターンシップに参加した満足度を尋ねたところ、「大変満足」が 42.7%と 4割強。「やや満足」(42.4%)とあわせると 8割を超え(計85.1%)、総じて満足度は高い。ただし、実施内容や時期により違いが見られる。
【調査概要】
調査対象:2021年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)のうち、1社以上のインターンシップ参加経験者
回答者数:794人(文系男子228人、文系女子241人、理系男子222人、理系女子103人)
調査方法:インターネット調査法
調査期間:2020年3月6日~16日
サンプリング:キャリタス就活2021 学生モニター(2016年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」)
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ディスコ / 3月30日発表・同社プレスリリースより転載)