就職活動時のコミュニケーションツールに関する調査 2020年版
株式会社ネオキャリア(本社:東京都新宿区、代表取締役:西澤亮一、以下、ネオキャリア)は、「2020・2021年卒学生」と「2020年卒の採用を行っている企業」を対象に、「就職活動時のコミュニケーションツールに関する調査2020年版」を実施しました。この度、結果を取りまとめましたので、概要を報告します。
<調査トピックス>
Q.日常の友人や家族とのコミュニケーションで、最もよく使っているツールは何ですか?
前回(2018年)に引き続き「LINE」利用が9割超。ランキング3位までのトピックがすべてSNSとなっているのが特徴です。
1位 LINE 91.5%
2位 Instagram 3.2%
2位 Twitter 3.2%
Q.就職活動における企業とのコミュニケーションにおいて、最も使いたいツールは何ですか?
「LINE」が23ポイント増加し1位、「電子メール」は微増、「電話」が23.7ポイント減少と大きく変化しています。
1位 LINE 40.1%
2位 電子メール 34.7%
3位 ナビサイト上のメール機能 8.2%
3位 電話 8.2%
Q.学生とのコミュニケーションツールのうち、採用業務において最もよく使用するものを1つ教えてください。
「LINE」が前回から11.9ポイント増加し、3位に。「電子メール」が5割程度と前回から大きな変化なし。
1位 電子メール 53.5%
2位 ナビサイトのメール機能 20.4%
3位 LINE 16.9%
■今回の調査結果を受けての弊社の見解
今回の調査では前回(2018年)に引き続き、学生の「LINE」利用意向の高さが顕著となりました。こうした流れを受け、採用活動でLINEの導入を進める企業の姿がうかがえました。また学生の日常コミュニケーションで最も使われるツールでは、電話が前回調査の2位から4位へと下落し、「Twitter」や「Instagram」などが伸長していることから、学生のコミュニケーションスタイルが、音声からテキストや画像へとシフトする傾向が読み取れました。
こうした背景として、特に就職活動での学生の率直な意見では「企業担当者との電話は緊張してしまう」「(LINEや電子メールだと)文面の修正ができ、落ち着いて気持ちを伝えることができる」といったフリーコメントがありました。リアルタイムな応答が必要とされる電話では、自身の考えを整理して伝えることができなかったり、どのようなやり取りをしたのか事後に見返すことができないなどを理由に、「企業から電話がきても、一度通話を見送り、伝える内容を確認してからではないと不安」と感じるのは現代の多くの学生のスタイルなようです。SNS上でのテキストを使ったコミュニケーションに慣れていることもひとつの要因となり、令和世代の就職活動生はテキストをより利用する傾向にあると考えられます。
企業にとって、「学生と違和感のない、胸襟を開いたコミュニケーションができない」「企業側がツールを整備できていないことが理由で、学生にアクセスする機会を逸する」といった状況は、採用活動自体に大きく影響します。時代の変化やニーズに合わせたコミュニケーション手法を選択することで、学生・企業双方のコミュニケーションロスを軽減させることができると考えています。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ネオキャリア / 3月26日発表・同社プレスリリースより転載)