2019年9月の転職求人倍率は前月比-0.10ポイントの2.69倍。求人数は過去最高値を更新。転職希望者にとって優位な状況が続く~「doda 転職求人倍率レポート」:パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2019年9月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2019年9月の概況
2019年9月の転職求人倍率は、前月比-0.10ポイントの2.69倍となりました。求人数は前月比100.2%、前年同月比110.1%となりました。転職希望者数は前月比103.9%、前年同月比110.9%でした。
業種別では、「その他」以外の8業種のうち「金融」「商社・流通」「小売・外食」「サービス」の4業種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「小売・外食」(前月比103.8%)、「サービス」(前月比102.7%)でした。職種別では、11職種のうち「営業系」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」の3職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「技術系(建築・土木)」(前月比102.3%)、「営業系」(前月比102.2%)でした。
■解説 ~求人数は調査開始以来の最高値に。10月以降は年度末に向けた採用が本格化~
9月の求人数は、調査開始(2008年1月)以来の最高値となりました。転職希望者数は、8月に減少した反動もあり増加しました。転職希望者数の増加幅が求人数のそれを上回ったため、求人倍率は下降しましたが、高い水準が続いています。景気に不透明感があるものの企業が積極的に採用を行う姿勢は変わらず、転職希望者が数多くの求人から転職先を選べる状況であると言えます。
10月以降の求人数は、多くの企業が年度末までの採用を目標に求人募集を行うため、緩やかに増加する見込みです。一方転職希望者数は、1月入社を目標に転職活動を始める人が多いため、例年10月に増加し、年末にかけて減少する傾向にあり、今年も同様の動きとなりそうです。そのため、10月の求人倍率は9月と同水準か、やや下降する見込みです。(doda編集長 大浦 征也)
※dodaサイトでご覧いただける「doda転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /10月15日発表・同社プレスリリースより転載)