74%の企業が「障がい者雇用促進法」改正を認知。障がい者雇用率2.2%、従業員数45.5名以上の企業の達成率は40%~『障がい者雇用実態調査2019』(『人事のミカタ』アンケート):エン・ジャパン
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する人事向け総合情報サイト『人事のミカタ』上でサイトを利用している障がい者雇用義務のある従業員数44.5名以上の企業を対象に「障がい者雇用」についてアンケート調査を行ない、352社から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
<調査結果 詳細>
1:74%の企業が、2020年4月の「障がい者雇用促進法」改正を認知。
「障がい者雇用促進法」の改正の認知度を伺うと、74%が「知っている」(詳しく知っている:8%、大体知っている:27%、法改正されることは知っている:39%)と回答しました。
2:障がい者雇用率2.2%、従業員数45.5名以上の企業の達成率は40%。
「障がい者法定雇用率を満たしていますか?」と伺うと、40%が「はい」と回答しました。障がい者法定雇用率2.0%だった2017年と比べると、2018年は下がり、2018年から2019年はほぼ横ばいで推移しました。
※2017年…対象:従業員50名以上の企業、障がい者法定雇用率:2.0%
2018年…対象:従業員50名以上の企業、障がい者法定雇用率:2.2%
2019年…対象:従業員45.5名以上の企業、障がい者法定雇用率:2.2%
3:障がい者雇用のきっかけ、「法定雇用率の達成のため」「社会的責任」の回答が多数。
「現在、障がい者を雇用していますか?」と伺ったところ、70%が「障がい者を雇用している」と回答しました。「障がい者を雇用している」と回答した企業にきっかけを伺うと、トップは「法定雇用率を達成するため」(68%)、次いで「企業としての社会的責任を果たすため」(44%)でした。
4:障がい者を雇用しない理由、第1位は「障がい者に適した業種・職種ではないから」。雇用の懸念は「安全面への配慮」。
現在、障がい者を雇用していない企業に、雇用していない理由を伺ったところ、第1位は「障がい者に適した業種・職種ではないため」(50%)、第2位は「受け入れる施設が未整備のため」(43%)、第3位は「障がい者雇用に関する知識が不足しているため」(25%)でした。
障がい者雇用による懸念を伺うと、第1位が「設備・施設・機器等、安全面の配慮」(60%)、第2位が「周囲の社員の障がい者への理解」(46%)、第3位は「障がい者に適した業務がない」(43%)でした。
5:今後の障がい者雇用の方針、法定基準以上で採用したい企業は4割に留まる。
障がい者雇用に関する今後の予定を聞いたところ、「法定基準以上で雇用したい」(積極的に雇用したい:5%、法定基準を満たすように雇用したい:32%)と回答した企業は、4割に留まりました。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『人事のミカタ』を利用している障がい者雇用義務のある従業員数44.5名以上の企業
■有効回答数:352社
■調査期間:2019年8月7日 ~ 9月10日
<本ニュースリリースに関する問合せ先>
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広報担当:大原、松田、清水、西春
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(エン・ジャパン株式会社 https://corp.en-japan.com/ /10月9日発表・同社プレスリリースより転載)