産業医の約7割が、働き方改革による「長時間労働の改善を感じる」と回答~働き方改革による「長時間労働の改善を感じるか」についてのアンケート調査:Mediplat
メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽)の連結子会社で、産業保健支援サービス「first call」を提供する株式会社Mediplat(東京都中央区、代表取締役 CEO:林 光洋、以下当社)は、この度、産業医500人を対象に、働き方改革による「長時間労働の改善を感じるか」についてのアンケート調査を実施し、改善が上手くいっている企業の事例などを取りまとめました。
■調査結果のサマリー
・働き方改革による企業の「長時間労働の是正」に向けた取り組みの成果について、産業医の52%が「少し改善されていると感じる」と回答し、「かなり改善されていると感じる」(14%)と合わせて、約7割の産業医が「長時間労働の改善を感じる」と評価した。
・長時間労働の改善が上手くいっている企業の施策としては、「組織的な業務改善」「意識改革」「ノー残業デーなど、強制的な残業規制」「長時間労働者の管理・指導の徹底」など、意識や仕組み、ルールを変更して徹底させている事例が挙げられた。
■調査結果の詳細(抜粋)
Q2.長時間労働の改善が上手くいっている企業において、効果が出ているのはどんな施策ですか?
・「この人しか、この仕事ができない」という環境を、「複数の人が、この仕事に対応できる」という環境にした。
・個人ではなく、職場全体での業務のスリム化をした。
・無駄な作業の見直し。アウトソーシング化。
・管理者や上長の意識改革と人事評価の見方の是正。
・法令順守の姿勢がある企業は上手くいっている。また、長時間労働になる前に、月の途中で人事が本人と上司に警告している会社は、時間を意識して働けていると思います。
・上手くいっているかどうかは、企業・管理者からの周知が徹底しているかどうかの違い。
・もともとはお付き合い残業が多く、就労効率が高くなかった。時間の制限で、無理やりにでも作業効率が若干改善された。
・週2日の定時退社日を設定し、時間になったら管理職から積極的に帰宅する。部下へも「帰りなさい」と呼びかける。
・強制的な終業時刻の設定。
・勤務時間、休憩時間、休日取得の把握。長時間労働者には注意勧告する。産業医出席の安全衛生委員会で毎月議題として取り上げる。
・長時間残業時の産業医面談での指導を徹底。
・有給休暇を5日以上必ず取らせる。
<調査概要>
・調査対象:医師専用コミュニティサイトMedPeerに会員登録をする医師の内、産業医資格があり、現在産業医として事業所で従事している医師
・有効回答:500人
・調査期間:2019/6/4~2019/6/7
・調査方法:インターネット調査
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(メドピア株式会社 https://medpeer.co.jp/ /8月8日発表・同社プレスリリースより転載)