令和元年5月の現金給与総額は前年同月比0.2%減の275,597円。所定外労働時間は1.8%減。常用雇用は1.6%増~毎月勤労統計調査令和元年5月分結果速報(厚生労働省)
厚生労働省は毎月勤労統計調査令和元年5月分結果速報を、今般とりまとめましたので公表します。
【調査結果のポイント】〔()内は、前年同月比または前年同月差を示す。〕
1 賃金(一人平均)
(1)現金給与総額は、275,597 円(0.2%減)となった。
うち所定内給与は243,208円(0.6%減)、所定外給与は19,653円(0.8%増)、所定内給与と所定外給与を合わせたきまって支給する給与は262,861円(0.4%減)、特別に支払われた給与は12,736円(2.5%増)となった。
(2)一般労働者では、現金給与総額は、355,643 円(0.3%増)となった。
うち所定内給与は310,561円(0.2%増)、所定外給与は27,022円(1.7%増)、きまって支給する給与は337,583円(0.3%増)、特別に支払われた給与は18,060円(2.8%増)となった。
(3)パートタイム労働者では、現金給与総額は、96,275円(2.2%減)となった。
うち所定内給与は92,321円(2.2%減)、所定外給与は3,145円(5.1%減)、きまって支給する給与は95,466円(2.3%減)、なお、時間当たり給与は1,160円(2.2%増)となった。
(4)実質賃金指数(現金給与総額)は、85.5(1.0%減)となった。
(消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)の前年同月比は、0.9%上昇)
(5)共通事業所による現金給与総額は、1.2%増となった。
うち所定内給与は0.6%増、きまって支給する給与は0.6%増となった。
また、一般労働者、パートタイム労働者、各々の現金給与総額は、1.3%増、前年同月と同水準となった。
2労働時間(一人平均)
(1)総実労働時間は、134.5時間(4.4%減)となった。
うち所定内労働時間は124.0時間(4.6%減)、所定外労働時間は10.5時間(1.8%減)となった。出勤日数は、17.4 日(0.8 日減)となった。
また、製造業の所定外労働時間の前月比(季節調整済指数)は、1.3%減となった。
(2)一般労働者では、総実労働時間は、157.8時間(4.2%減)となった。
うち所定内労働時間は143.8時間(4.5%減)となった。
(3)パートタイム労働者では、総実労働時間は、82.1時間(4.4%減)となった。
うち所定内労働時間は79.6時間(4.2%減)となった。
3雇用
(1)常用雇用指数は、107.7(1.6%増)、一般労働者では106.7(0.9%増)、パートタイム労働者では110.0(3.3%増)となった。
(2)パートタイム労働者比率は、30.92%(0.49ポイント上昇)となった。
※1 平成30年11月分確報から、平成24年以降において東京都の「500人以上規模の事業所」についても再集計した値(再集計値)に変更しており、従来の公表値とは接続しないことに注意。
※2 平成31年1月に30人以上規模の事業所の標本の部分入替えを行いました。1月は入替え前後の両方の事業所を調べており、新旧事業所の結果を比較したところ、現金給与総額では-2,532円(-0.9%)、きまって支給する給与では-1,576円(-0.6%)の断層が生じています。
※3 速報値は、確報で改訂される場合があります。
<照会先>
政策統括官付参事官付雇用・賃金福祉統計室
統計管理官 瀧原 章夫
室長補佐 村木 幸広
(担当・内線) 企画調整係(7609, 7610)
(電話代表) 03(5253)1111
(ダイヤルイン)03(3595)3145
詳しくはこちらをご覧ください。
(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/index.html /7月9日発表・報道発表より転載)