顧問採用経験のある4人に3人の経営者・役員が顧問の働きに満足している一方、顧問に対して改善点があると答えた人が約6割~「自社の顧問採用と顧問へのイメージ」に関する調査:パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する経営顧問の紹介サービス「i-common(アイコモン)」は、30代~60代の経営者・役員400名を対象に「自社の顧問採用と顧問へのイメージ」についての調査を行いましたので、結果をお知らせいたします。
高度な専門知識を有し一定水準以上の年収を得る労働者について、労働時間規制の対象から除外する仕組みである「高度プロフェッショナル制度」がついに2019年4月よりスタート。これまでの労働時間を軸としない、新しい働き方として注目が集まっています。
「i-common」は2011年よりサービスを開始し、企業の経営課題を知見・ノウハウ・人脈によって解決する経験豊富なシニアエグゼクティブや専門性を有したスペシャリストを紹介することで経営支援を行ってきました。今回、「高度プロフェッショナル制度」の導入によってさらなる活躍が期待される“顧問”に焦点を当て現状を調査したところ、採用に関わる多くの経営者・役員が自社顧問の働きに満足していることがわかりました。しかし、顧問への改善点を聞いたところ半分以上の約6割があると回答。約半分が「知人・関係者からの紹介」による採用で、全体で4割以上の人が採用に失敗した経験があると感じていることがわかりました。
【調査結果】
1.言いたいことが言えない? 4人に3人が顧問の働きに満足しているのに対し、改善点があると回答した人が半数以上!
- 顧問を採用した経験のある経営層・役員のうち、顧問の働き方に満足している人は全体の4人に3人以上(75.4%)。
しかし改善点があると感じている人は、約6割(57.9%)にも上る。 - 改善点として、「自らもっと積極的に動いてほしい」、「もう少し聞き上手になってほしい」など。
2.顧問採用法は閉鎖的? 約半数がいまだに「知人・関係者からの紹介」で採用。採用に失敗した経験がある人は4割以上!
- 雇用形態は正規(47.6%)・非正規(48.4%)と広がる中、顧問採用方法の約半数(48.4%)が「知人・関係者からの紹介」。
- 全体で4割以上(45.2%)が顧問採用に失敗した経験があると回答。
■自社で顧問採用したことがある人は約3割
東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫に住む男女30~60代の経営者・役員400名に調査したところ、31.5%が自社で顧問採用をしたことがあると回答しました。
■満足度が高い顧問の働き、これって本音?改善点があると答えた人が約6割!
続いて顧問の採用経験がある経営者・役員126名に対して、自社顧問の働きについて聞いたところ、満足している人が4人に3人以上(75.4%)いることがわかりました。一方で、約6割(57.9%)が改善点を感じているという結果に。
その中には、「もう少し聞き上手になってこちらの要望を聞いてほしい」など“コミュニケーション上の問題”が多数挙がっており、顧問に改善要望を適切に伝えられていないようです。
実際に「i-common」がサポートしてきた取り組みの中でも、企業担当者からは同様のコミュニケーション上の問題を感じている人が多く、「顧問に改善点してほしい点などがあっても直接言いにくい」という声が聞かれています。
■失敗できないはずの顧問採用、失敗経験者は半数近くに…
その一因は採用方法?「知人・関係者からの紹介」が半数を占めている!
顧問の雇用形態は正規雇用47.6%、非正規雇用48.4%と自由度が増す中で、採用方法は閉鎖的。約半数(48.4%)が、「知人・関係者からの紹介」で顧問採用をおこなっていることがわかりました。さらに、全体で4割以上(45.2%)が、顧問採用に失敗した経験があるという驚きの結果が明らかになりました。
<調査概要>
・調査時期:2019年2月
・対象:東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫に住む男女30~60代の経営者・役員400名
・調査方法:インターネットによるアンケート回答方式
<本件に関するお問い合わせ>
パーソルキャリア株式会社 広報部
03-6757-4266(受付時間 平日 9:00~18:00) | お問い合わせ
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /3月13日発表・同社プレスリリースより転載)