平成30年12月分の現金給与総額は前年同月比1.8%増。所定外労働時間は4.3%減。常用雇用は0.8%増~毎月勤労統計調査平成30年12月分結果速報(厚生労働省)
厚生労働省は毎月勤労統計調査平成30年12月分結果速報を、今般とりまとめましたので公表します。
【調査結果のポイント】〔()内は、前年同月比または前年同月差を示す。〕
1 賃金(一人平均)
(1)現金給与総額は、567,151円(1.8%増)となった。
うち所定内給与は245,443円(0.9%増)、所定外給与は20,328円(1.0%減)、所定内給与と所定外給与を合わせたきまって支給する給与は265,771円(0.8%増)、特別に支払われた給与は301,380円(2.7%増)となった。
(2)一般労働者では、現金給与総額は、773,728 円(1.9%増)となった。
うち所定内給与は313,470円(1.0%増)、所定外給与は27,999円(0.7%減)、きまって支給する給与は341,469円(0.8%増)、特別に支払われた給与は432,259円(2.7%増)となった。
(3)パートタイム労働者では、現金給与総額は、109,528円(0.4%増)となった。
うち所定内給与は94,745円(0.5%増)、所定外給与は3,335円(4.6%減)、きまって支給する給与は98,080円(0.3%増)、なお、時間当たり給与は1,150円(2.5%増)となった。
(4)実質賃金指数(現金給与総額)は、176.4(1.4%増)となった。なお、実質賃金指数(きまって支給する給与)は、100.1(0.4%増)となった。
(消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)の前年同月比は、0.3%上昇)
(5)共通事業所による現金給与総額は、1.7%増となった。(※2)
うち所定内給与は0.7%増、きまって支給する給与は0.5%増となった。
また、一般労働者、パートタイム労働者、各々の現金給与総額は、1.6%増、0.4%減となった。
2 労働時間(一人平均)
(1)総実労働時間は、141.1 時間(2.1%減)となった。
うち所定内労働時間は130.2時間(1.9%減)、所定外労働時間は10.9時間(4.3%減)となった。出勤日数は、18.3日(0.3日減)となった。
また、製造業の所定外労働時間の前月比(季節調整済指数)は、3.8%減となった。
(2)一般労働者では、総実労働時間は、166.4時間(2.1%減)となった。
うち所定内労働時間は151.8時間(1.9%減)となった。
(3)パートタイム労働者では、総実労働時間は、85.1時間(2.0%減)となった。
うち所定内労働時間は82.4時間(1.9%減)となった。
3 雇用
(1)常用雇用指数は、106.9(0.8%増)、一般労働者では105.6(0.5%増)、パートタイム労働者では110.0(1.7%増)となった。
(2)パートタイム労働者比率は、31.14%(0.03 ポイント上昇)となった。
※1 平成30年11月分確報から、平成24年以降において東京都の「500人以上規模の事業所」についても再集計した値(再集計値)に変更しており、従来の公表値とは接続しないことに注意。
※2 平成30年1月に標本の部分入替えや基準とする母集団労働者数の更新を行ったことにより、賃金と労働時間の前年同月比には、一定の断層が含まれます。このため、断層の影響を除いた共通事業所による前年同月比を参考提供しています。今回の結果の詳細やこれらの変更が賃金水準等に与える影響については、別添概況をご覧ください。
※3 速報値は、確報で改訂される場合があります。
<照会先>
政策統括官付参事官付雇用・賃金福祉統計室
統計管理官 瀧原 章夫
室長補佐 村木 幸広
(担当・内線) 企画調整係(7609, 7610)
(電話代表) 03(5253)1111
(ダイヤルイン)03(3595)3145
詳しくはこちらをご覧ください。
(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/index.html /2月8日発表・報道発表より転載)