リクルート「Tech総研」研究レポート
技術系から文系2万人の年収を比較
リクルートのエンジニアのための『仕事・職場・転職』応援サイト 「リクナビNEXT Tech総研」( http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/ )は、エンジニアの『仕事・職場の実態・気になる給与』『賢い転職ノウハウ』『あるあるネタ』など、エンジニアライフを楽しむ情報を毎日お届けしています。
IT業界でよく聞く「他職種は給与が高そう」という声。そこで今回Tech総研では、約2万人のビジネスパーソンに対してのアンケート調査から、職種間の年収比較を行ってみました。
データの対象者は、技術系だけでなく、販売・サービス、営業などの文系職種も含んでおり、世の中のビジネスパーソンの、年収という軸での業種・職種別に、おおよその年収構造が見えるようになっています。
まずは30代前半層(30〜34歳)のビジネスパーソンのデータから、「ソフトウェア・ネットワーク系」「ハードウェア系」「クリエイティブ系」「サービス・販売系」「営業・事務・企画系」を取りだして年収分布を見てみました。
例えば、技術系である「ソフトウェア系」では、最も多い年収層は「400万〜500万円未満」(26%)ですが、「ハードウェア系」ではこれが「500万〜600万円」(27%)となります。ところがほかの「クリエイティブ系」「サービス・販売系」「営業・事務・企画系」3つの職種では、最大分布が「300万〜400万円」以下となり、技術系の2つの職種よりも、ピークが低年収のほうに位置していることが分かりました。
また、「サービス・販売系」の職種で最も多いのが年収「200万円未満」層という事実が明らかになりました。年収200万円未満というと、平均月収が16万6000円未満ということ。ただ、この職種のサンプルには、アルバイト、パートタイム労働者が2割強含まれていることも要因と考えられます。
さらに、技術系職種の間ではどんな違いがあるかを見てみました。ソフト系から3職種、ハード系から2職種を任意にピックアップし、計5職種の年収分布を比較したところ、「運用・監視・テクニカルサポート・保守」に分類されるエンジニアがもっとも年収の低い人の割合が多いことが分かりました。また、「システム開発(Web・オープン系)」「機械・機構設計、金型設計」の2つの差異はほとんど見られず、「500万〜600万円」層が最も多いのは「制御設計」(33%)という結果になりました。
高年収の分布を見てみると、「コンサルタント・アナリスト・プリセールス」などのコンサル系エンジニアでは年収「1000万円」以上の人が4%いるなど、おしなべて高年収に分布が広がっていることが明らかになりました。
レポートでは、さらに職種別・年代別の年収比較など、給与に関するデータが満載です!
■ 詳細は下記URLにてご覧ください。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001043&vos=nyternns000000000001
(リクルート http://www.recruit.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・4月11日)